幸澤沙良が主演、テレビ朝日系で放送の『JKと六法全書』(番組公式インスタグラムより)

《女子高生弁護士、法廷に降臨!》

 4月19日に、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ枠」で放送が始まったドラマ『JKと六法全書』。史上最年少で司法試験に一発合格した現役女子高生が、弁護士として法廷に立つ“《法曹×学園》ハイブリットドラマ”だ。

現役女子高生弁護士=JKB

「主役の女子高生を演じているのは、幸澤沙良さん。2022年のオーディション番組『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_』でグランプリに輝いた逸材です。脇を固めるキャスト陣には、大東駿介さん黒木瞳さん柄本明さんらが名を連ねています」(スポーツ紙記者)

 現役女子高生弁護士を“JKB”と略すなど、キャッチ―な設定がウケているのだろうか。深夜帯の放送ながら、Tverでのお気に入り登録数は14.2万に達している。

 4月26日に放送された第2話では幸澤がラッパーの容疑者相手にラップを披露。これまでのリーガルドラマにはなかった展開に、

《期待以上におもしろかった》
《このクールで一番面白いかも》

 などと、ネット上では称賛する声が見受けられた。

「今期はTBS系の『アンチヒーロー』、NHK連続テレビ小説の『虎に翼』、テレビ朝日系の『Destiny』など、リーガルドラマが目白押し。キャストの豪華さや予算の潤沢さといったスケール感では劣る『JKと六法全書』ですが、まずまずのスタートを切っているのではないでしょうか」(ドラマウオッチャー)

 一方、その斬新すぎる設定には、一部で厳しい批判の声があがっているという。

《オッサンのオッサンによるオッサンの為のドラマ》

「『JKと六法全書』は番宣のために公式Xを運用しています。フォロワー数は1.1万人と、決して多いとは言えず、いいねやリツイートの数を見ると“バズっている”わけではありません。ところが、4月24日に投稿された第1話の法廷シーンをまとめた動画がなぜか拡散されてしまい、多くの人の目に触れることとなりました。その結果、コメント欄にはドラマの設定を批判する声が数多く寄せられてしまったのです」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 当該の投稿では、幸澤が法廷で痴漢冤罪を暴く様子が収められており、検察側に向かって“あっかんべー”と挑発する表情を見せている。

 これに対し、コメント欄では、

《オッサンのオッサンによるオッサンの為のドラマ》
《JKっていうのがタイトルに入ってるだけで見る気無くす おじさんの夢と幻想》
《女子高生に肯定してもらいたい、まさしくおじさんの夢のドラマ》
《違和感を抱かなかったの?この時代になってまで…》
《最近のオッサン達の程度の低さは異常》

 などと、痛烈な批判が展開されていた。さらには、脚本を担当した男性を名指しで批判するものや、ドラマのスポンサーを責める声もあり、激しく炎上してしまった。

主演の幸澤沙良(中央)以外にも、黒木瞳(左)や大東駿介(右)らが出演(『JKと六法全書』公式Xより)

「普段のXの番宣では今後の展開に期待する声がほとんどなので、ドラマの視聴者ではない人たちによる批判だとは思いますが……。コメント欄が炎上したことに対して番組側は反応していませんし、今後の番組作りに影響はないのでは

 ドラマはまだ序盤も序盤。批判を黙らせるような展開に期待したい。