ミュージシャンの稲垣潤一が5月5日放送の『NHKのどじまん』に審査員としてゲスト出演し、番組の最後に2022年リリースの『哀しみのディスタンス』を披露した。
この日の放送は、岩手県の陸前高田市から生中継された。稲垣はお隣の宮城県仙台市出身のため出演に至ったのだろう。
往年と変わらぬハイトーンの“美声”に酔いしれた視聴者がいたが、“見た目”の変化に驚く声も多く上がった。
歌うと全盛期と変わらなかった
《まじか…おじいちゃんやん…》
《うわぁー稲垣潤一おじいちゃんになったなー》
《のど自慢途中から見たのですが、最初誰だか解りませんでした、司会の方が稲垣さんと言って初めて稲垣さんと解りました》
《見た目企業の役員さんみたいなのに歌うと全盛期と変わらなかった》
中には《稲垣潤一って70歳だったの?》といった直球のツッコミも。
70歳といえば、一般的には“おじいちゃん”と言われても仕方のない年齢だ。稲垣にこれほど“見た目”に関するツッコミが殺到してしまった理由をスポーツ紙記者は語る。
「稲垣さんは1982年に『雨のリグレット』でデビュー。活動歴40年を超える大ベテランのミュージシャンです。現在でもコンサートを定期的に開くなどコンスタントに活躍していらっしゃいますね」
“大きなギャップ”感じた理由
稲垣といえば80年代には『ドラマティック・レイン』『夏のクラクション』など多くのヒット曲を生み出した。1992年リリースの『クリスマスキャロルの頃には』は170万枚を超える大ヒットとなった。
稲垣の活動の特徴について前出のスポーツ紙記者は続ける。
「稲垣さんは楽曲のリリースやコンサートには積極的な一方で、もともとテレビに出る機会が少ない方です。その分、80年代の“バブリーな時代”のままイメージが止まっている人も多いので、見た目に“大きなギャップ”を感じてしまったのでしょう」
ネット上でも《稲垣潤一がのど自慢に出ること自体が驚き》《稲垣潤一がNHKのど自慢? 昭和じゃあり得ないね》と驚きの声があがっている。
ほかにも《シティポップスが盛り上がってますね♪》とった声も。実際、80年代の日本のポピュラーミュージックは世界的に評価されている。
若い世代では、今回の放送で始めて稲垣の存在を知った人もおり、今後さらなる注目が集まってゆきそうだ。