前田拳太郎、奥智哉 撮影/伊藤和幸 ヘアメイク/yuto【前田】、西岡達也(ラインヴァント)【奥】スタイリング/石橋修一【前田】、カワセ136(Yolken)【奥】

 ネクストブレイク俳優が結集したドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』にて、W主演の前田拳太郎(24)と奥智哉(19)にインタビュー!

イケメンすぎる新選組の青春

──実在した新選組隊士たちの中で、ふたりは架空の隊士を演じる。どんなキャラクター?

前田「僕が演じている鎌切大作は、秘密を抱える凄腕の剣豪です。親しみやすくて優しいのにどこか陰があって、見ている人もとても気になるキャラクターだと思います」

「僕は、殺された父親の仇討ちのために新選組に入った、深草丘十郎を演じています。まっすぐで誠実で、でも少し残る幼さが危うい青年です。父親の仇討ちという目的と、人を斬っていいのかという葛藤も描かれるので注目してほしいです」

──このドラマの見どころは?

前田「“シン・時代劇”として新しいことにたくさん挑戦しているので、幅広い世代の方に楽しんでもらえると思います。青春群像劇のような人間ドラマも見どころです。一人ひとりに感情移入しながらいろんな視点で見てもらえたらうれしいです。ポスターに載っている隊士が11人いるので、それぞれの視点で11回見てください!(笑)」

「あはは、そうだね。幕末を生きる、激動の新選組の中で隊士たちがどう成長していくのか、どう心が変化していくのかに特に注目してほしいです」

──本作の主なロケ地は、東映の京都撮影所。京都に泊まり込んでの撮影で、すでに2か月も一緒に過ごしているそう。お互いの性格は、演じる役と似ていると思う?

前田「奥くんも丘十郎も、とてもまっすぐだなと思います。丘十郎は茶屋の息子で剣を握ったことがないから、ひとりでも剣の稽古をしているんです。奥くんも、ダンスや歌をひとりでも練習していて。そういう一生懸命でまっすぐなところが似ているなって」

「わ、ありがとう。ダンスや歌はたしかに頑張ったから、褒めてもらえるなんてうれしいな。けんちゃんが演じる大作はお汁粉が大好きな甘党だけど、けんちゃんは甘いの苦手だったよね。でも最近は少しずつ食べられるようになってきたんだっけ?」

前田「うん、ちょっとずつだけど克服できてきた!」

「なんで甘いもの食べようと思ったの?」

前田「筋肉をつけるためにプロテインをとりたいんだけど、プロテインって大体甘いんだよね。あと、和菓子は脂質を抑えつつ糖質をとれるから筋トレに良いって聞いて。だから頑張って食べるようにしてたら、だんだん食べられるようになった!」

──撮影がお休みの日は何を?

前田「東京に戻って、仕事をしています」

「けんちゃん、たしかに東京に頻繁に戻ってるよね」

前田「奥くんはどこか行った?」

「USJ、ナガシマスパーランド、清水寺、伏見稲荷……、他にもいろいろ行ったよ! 関西を大満喫してる(笑)」

前田「おすすめはどこ? ちなみに清水寺には行ったことある!」

「平等院は?」

前田「行ってない。京都駅から南は行ったことないかも」

「平等院、すごく良かったよ。宇治の街も静かでおすすめ!」

前田「そうなんだ! 今度行ってみよう」

──新選組隊士たちの青春を描くドラマ。ふたりはどんな青春時代を過ごしてきた?

前田「文化祭が特に楽しかったことを覚えてるな。女装コンテストに出ました」

「優勝?」

前田「もちろん」 

「さすが!」

前田「女装コンテストのときは、みんなが写真を撮ってほしいって集まってきてくれて。あのときだけはモテモテの気持ちを味わえてうれしかったなあ」

「うらやましい〜。僕はフットサル同好会に入ってたよ。活動場所の屋上で、夕日を見ながらみんなでおしゃべりしていた何げない時間が青春だったなって思う」

前田「いいね、夕日に照らされながら。まさに青春だね」

──どんな学生だった?

前田「先生にはあまり怒られないタイプでした」

「優等生だったの?」

前田「いや、怒られないギリギリを攻めてたというか。怒られないボーダーラインを見極めながら、うまく立ち回っていたと思う(笑)。奥くんは?」

「僕は怒られてました!」

前田「はっきり(笑)。ヤンチャボーイだ」

 ずっと前から友達だったかのような、自然で心地よい空気が流れるふたり。幕末の新選組隊士としては、どんな関係性を見せてくれるのか楽しみだ。

4月24日より放送中
『君とゆきて咲く~新選組青春録~』
毎週水曜深夜0時15分〜 ※一部地域を除く テレビ朝日系にて