StrayKidsの公式Xのプロフィールより

 人気K-POP男性グループのStray Kidsが、アメリカ最大のファッションイベント「メットガラ」に登場。彼らにとって初めての晴れ舞台となったが、会場を訪れていたパパラッチから「人種差別を受けていた」と、ネット上で物議を醸している。

パパラッチから失礼発言のオンパレード

 アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館にて、毎年この時期に開催される「メットガラ」。主催者は、映画『プラダを着た悪魔』のモデルともいわれる「VOGUE」編集長のアナ・ウインターで、世界中からセレブが集結する豪華絢爛なイベントだ。

「これまで、数々のK-POPアイドルがメットガラに参加してきましたが、グループ全員でこの場に現れたのはStray Kidsが初めてです。彼らはトミーヒルフィガーのグローバルアンバサダーを務めているため、全身同ブランドの衣装を身にまとい登場。また、会場ではセレブたちが大勢のパパラッチの前で写真撮影に応じるのが恒例で、Stray Kidsも8人で堂々とポーズを決めていました」(ファッション誌ライター)

 現場の様子はファッション系メディアや参加者のSNS等で多数発信されていたが、Stray Kidsの海外ファンが「ショックを受けている」と投稿した動画が、ネット上で物議を醸している。

「その動画を見てみると、Stray Kidsのメンバーを撮影しているパパラッチたちが英語で話している声が確認できます。日本語にすると『あんなにたくさんの無表情な顔は見たことがない』『ロボットみたいだ』『みんなでジャンプしてみて!』『有名でもないのに立ち止まるな』といった、失礼な発言ばかり。Stray Kidsメンバーの中には韓国系オーストラリア人が2人いて、英語もペラペラ。なので、彼らにはパパラッチたちの発言が全部耳に入っていたかもしれません」(アイドル誌ライター)

「完全に人種差別」との声も

 この投稿は5月8日の時点で3万回以上リポストされており、さまざまな言語で反応が寄せられている。また、声の主だと思われるパパラッチの顔写真やSNSアカウントも拡散されている状態だ。

「日本のファンもこの動画には激怒しており、ネット上には『これは完全に人種差別でしょう。もう二度とメットガラなんて出なくていい』『スキズですらこんなこと言われるんだ。これじゃアジア人差別はなくならないね』などと、差別的な発言だと批判する人が多いです。一方で、『パパラッチたちがスキズを知らなかっただけでは?』といった声も上がっています。というのも、この日はアメリカでも人気を集める女性K-POPグループ・BLACK PINKのジェニーも参加していたのです」(前出・アイドル誌ライター)

StrayKidsのインスタグラムより

 ジェニーは昨年に続き今年もメットガラに参加し、深いブルーのドレスで登場。パパラッチの撮影に笑顔で応じていた。そのため、「ジェニーは普通に受け入れられてたけど?」「アジア人差別ではない気がする。スキズの知名度がないからでしょ」といった声も一部で見られる。

 差別は当然あってはならないことだが、芸能界のみならず、アメリカで活躍するアジア人は多い。Stray Kidsも全世界で有名になり、パパラッチたちを文句なく黙らせてほしい。