元TOKIOの山口達也氏が、5月1日にXを更新し新潟県長岡市で行った講演活動を報告した。山口氏は「「人生をあきらめない」をテーマにお話させていただきました」「何か持ち帰っていただけたら幸いです」「にこやかに聴いてくださり感謝申し上げます」と感謝のメッセージを綴っている。
講演活動で全国を飛び回る山口達也
講演の様子は『イット!』(フジテレビ系)で取り上げられ「FNNプライムオンライン」のYouTubeチャンネル上でも確認できる。
現在、山口氏は自身がアルコール依存症であるとを公表し、講演活動で全国を飛び回っている。社会活動として意義のあることではあるだろうが、否定的に見る声も並ぶ。
《この人がズルいのは自分の過ちは全てアルコール依存症のせいとでも言いたげなところ。自宅に未成年女性を呼んで顔を舐めた件は依存症と何の関係もない》
《個人的には山口達也好きやけど、あの行為をしたのは全て酒のせいにしか聞こえない》
《アルコール依存は議論されるべき問題だけど、過去の自分の起こした問題に向き合わず責任転嫁しているようにしか思えない。事件を起こした当時も「芸能界に戻りたい」とか言ってたよね》
《全て酒のせいにしているように聞こえて違和感を覚えました》
《酒の所為にはすんなよ。本性が出ただけなんだからさ》
何とも厳しい声が並んでいる。山口氏は2018年4月25日に出演番組『Rの法則』(NHK)で共演していた女子高生に強制わいせつ行為を行い書類送検されたと報じられた。事件は2月に起こっており、山口氏は酒に酔った状態で行為に及んだ。
芸能界復帰は絶望的
翌26日に山口氏は謝罪会見を行い、所属のジャニーズ事務所は無期限謹慎処分を発表。ところが、謝罪会見で涙ながらに「TOKIOに戻りたい」といった発言を行った山口氏に批判が殺到。5月2日には山口氏以外のメンバー4人が会見を開いた。同6日には山口氏から出されていた辞表が受理され、ジャニーズ事務所退所とTOKIO脱退が確定した。
それでも周囲は山口氏の芸能界復帰に前向きだったと、芸能プロ関係者は語る。
「『24時間テレビ:愛は地球を救う』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンなど、さまざまな復帰説が取り沙汰されました。しかし、山口氏は2020年11月に酒気帯び状態でバイクを運転し現行犯逮捕され、罰金35万円の略式命令を受けています。これですべてご破産になってしまいました」
2021年3月末にはTOKIOから長瀬智也が脱退しジャニーズ事務所も退所。長瀬の動きの背景には山口氏の復帰が叶わず、自由な音楽活動が出来ないことへの不満があったとされる。
山口氏も2023年3月に「株式会社山口達也」を立ち上げ、講演活動を始めた。変則的であれ“表舞台への復帰“となったが、この先の芸能界復帰は絶望的だと前出の芸能プロ関係者が続ける。
「山口氏の事件のあと、“古巣“のジャニーズ事務所では性加害問題がクローズアップされましたし、ダウンタウンの松本人志さんの性加害報道も出ました。現在、芸能界の“性加害“に対する目はかなり厳しくなっている。実際に“性加害“事件を起こしてしまった山口氏に戻る場所はないでしょう」
山口氏はこうした厳しい声や視線を直視し、しっかりと向き合ってゆかねばならないだろう。