歌手の中森明菜が7月にファンクラブの会員を対象として抽選形式のイベントを行うと明らかになった。
中森は2010年に体調不良による活動休止を発表。2014年に復活するも、2018年からは再び活動を休止している。その後、2022年8月に個人事務所「HZ VILLAGE」を設立し公式サイトをオープン。翌年12月にはYouTubeチャンネルを開設した。
2024年4月からは同チャンネルで『TATTOO』『ジプシー・クイーン』など過去の楽曲に、ジャズ・アレンジを施したセルフカバーを精力的に公開しており“完全復活”への布石かとファンの間では話題となっていた。
実質“1時間”登場で7万1300円という強気
イベントは中森の59歳の誕生日となる7月13日に合わせ、12日から14日にかけ5公演が行われる。“復活ライブ”のような大規模なものではなく、あくまでもファン向けのささやかなイベントとなるようだ。
イベントは食事にトークと歌唱がついたもので3時間半のうち、中森の登場パートは1時間ほど。
実質的なディナーショー形式であろうが、7万1300円という値段に驚きの声があがっている。これは税抜価格のため消費税を加えれば8万円近い出費が必要となるため、ネット上ではファンからの不満の声も。
中森明菜ブランドなら適正価格か
《今回イベントの価格設定や応募方法については、ファンの足元を見ている感が正直強い》
《絶対に強気な金額設定だと思いますが、ファンしては会えるのなら、ファン層が高い年齢なので払えてしまう金額だと思います》
《食事は無しで価格を少し下げて、多くのファンに来てもらえるようにすれば良いのにと思う》
遠方からイベントに来るファンの場合、往復の交通費や宿泊費などを加えれば出費は10万円を超えてしまう人もいるだろう。やはり値段を“高すぎる”と感じている層が多い。
ネット上では《何年間も会費を払っていてもグッズを売るだけのイベント開催や、ちょっとしたweb会報に数千円の会費を払っていたファンに慎ましいイベントがこれっていうのもなかなか強烈》といった皮肉の声も聞かれた。
芸能人や歌手のディナーショーは、本人と間近に触れ合える。ファンにとっては嬉しいイベントであり、通常のライブやコンサートに比べれば価格は“お高め”なのは常。「それでも中森さんのイベントはとりわけ高い」と芸能プロ関係者は語る。
「中森さんに同じく80年代から活躍を続ける歌手でいえば、松田聖子さんは23年末のクリスマスディナーショーの価格は1人5万2000円です。これは高いと話題になりました。岩崎宏美さんの同種イベントでも一般チケットのS席が3万3000円。各種会員割引の場合は2万8000円です。こうして比べてみると中森さんの価格設定はネットの声にあるように、超がつくほど《強気》ですね」
ネット上では《中森明菜ブランドに於いては適正価格》《高いの安いの言う自体が不毛》といった声もある。とはいえ、価格設定に見合う中森のパフォーマンスに期待といったところだ。