木村拓哉

 5月9日、木村拓哉主演のテレビ朝日系ドラマ『Believe―君にかける橋―』の第3話が放送。世帯視聴率は9・6%と報じられた。

「初回の視聴率は11・7%でしたから、まずまずの数字をキープ。木村さんは、無実の罪を晴らすため刑務所から脱獄する、大手ゼネコン会社の土木設計家という役どころ。先の展開が読めない本格サスペンスドラマです」(スポーツ紙記者、以下同)

『Believe』はテレビ朝日の開局65周年記念作品という大型企画だが、実現には紆余曲折があった。

「当初、木村さんはテレビ局に勤める報道マンという役柄で企画が進みましたが、2023年に旧ジャニーズ事務所の性加害問題が取り沙汰されたことで“木村さんが報道を扱う内容はいかがなものか”といった意見が局内で上がり白紙に。木村さん本人も主演の辞退を考えていたとか」

 降板の流れを変えたのは、木村の妻・工藤静香の助言だったようだ。

静香さんは木村さんに“今回のドラマは出たほうがいい”と背中を押していたようです。彼女は木村さんの仕事内容や、SNSの投稿などにも逐一アドバイスしているとか。奥さんの意見は必ず取り入れているそうです」(芸能プロ関係者)

 木村の芸能活動をバックアップする静香だが、一方ではシビアな決断にも一役買っているようで─。

木村さんをモデルとしたCGキャラクターを操作する『ジャッジアイズ』という人気ゲームがあるのですが、静香さんの意向も影響したのか、続編は制作されないと聞きました」(ゲーム会社関係者、以下同)

ゲームのイメージが強くなってほしくない

木村拓哉をモデルにした主人公を操作する『ジャッジアイズ』。通称“キムタクが如く”とも(公式HPより)

『ジャッジアイズ』シリーズは2018年と2021年に発売。探偵役の木村をプレイヤーが自在に操り、謎を解き明かすアクションゲームだ。

「出荷本数はシリーズ累計で100万本を超える大ヒット。続編に意欲的だった制作元のSEGAは木村さん側に次回作を打診したようですが、静香さんが“ゲームのイメージが強くなってほしくない”との意向もあり、第3弾の計画は進んでいないんです」

 SEGAに、続編の可否やその理由について問い合わせると、

「回答を差し控えさせていただきます」

 との返答だった。

「近年の木村さんは役者としてオファーを受ける基準に“脱キムタク”を掲げています。白髪ヘアで警察学校の鬼教官を演じたフジテレビ系『教場』シリーズもその一環。この方針も静香さんの助言だといわれています。ふたりの娘であるCocomiさんとKoki,さんの仕事も静香さんが深く関わっているとされています。今後も木村家の“フィクサー”としてブランディング全般を担っていくのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 木村家は母を心から“ビリーブ”している。