岸田文雄首相

《マスクなしでの岸田さんの病院訪問、ホントに気分が悪い。まるでコロナなどなかったかのような振る舞いは、すべての国民の軽視だと思う》

この病院、一般の来院者にはマスク付けろって言ってるくせに、岸田はノーマスクでOKなのかよ。 庶民をバカにしてんだろ

病院に行ってマスク着けないと言うのは、マイナ保険証の視察より、「行きましたパフォーマンス」の意味合いの方が強いんだろうなあ…。 結局、この人は、「やってるフリ」だけで、それを多く国民に見透かされているのに気づけないんですねえ…》

 5月19日に『首相官邸』公式X(旧ツイッター)が投稿したポストに、国民から総ツッコミが入れられている。

 岸田文雄首相はこの日、加藤鮎子こども政策担当相らをお供に山形県酒田市の日本海総合病院を視察。医療や保健、介護における業務のデジタル化などを推進する「医療DX(デジタル・トランスフォーメーション)」について病院、医療関係者と対話に臨んだ。

「日本海総合病院はマイナ保険証の利用や電子処方箋の利用が積極的に進められている。医療界、産業界と一丸となって医療DXの実現に取り組む。今年12月のマイナ保険証への移行に向けて万全の準備を進めていきたい」(岸田首相)

 12月に現行の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」への一本化を決定した政府だが、4月分の利用率は6.56%どまりと低迷。王林やなかやまきんにくん、内藤剛志を起用したCMを放送するなど、普及に躍起になっている印象だ。

 首相官邸Xに投稿された動画では、そんなマイナ保険証専用の診察受付機もレクチャーされるなど、理解を深めた様子の岸田首相。ところが冒頭のように、引き連れた十数人がノーマスクで院内闊歩する姿に違和感を覚えるSNSユーザーもいたわけだ。

岸田首相が訪れた病院でもマスク着用を

 新型コロナウイルスの感染拡大によって余儀なくされたマスク生活も、2023年3月で着用は個人の判断に委ねられ、5月には5類感染症移行から1年を迎えた。街中や屋内施設はもちろん、公共交通機関でも着用率は減少傾向にある。

 しかし厚生労働省HPでは依然として、「受診時や医療機関・高齢者施設などを訪問する時」にはマスク着用を促し、それは岸田一行が訪れた日本海総合病院でも同様で、

《来院する皆さまにおかれましては、マスク着用、手洗いや手指消毒など基本的な感染予防対策を引き続きお願いします》と、2024年2月にもあらためてHPに明記されている。SNSの指摘にあったとおり、一般来院者にはマスク着用を要請し、要人はノーマスクOKということかーー。

加藤鮎子こども政策担当相らと日本海総合病院を訪れた岸田文雄首相(首相官邸公式Xより)

 ただ全国紙政治部記者によると、

一行が視察に訪れた日は一般診察の休診日で、一般患者や医療従事者は見学コースにはいないとの判断から、特別にマスクを外しての視察となったのでしょう。

 マイナ保険証を決定した以上は今更の撤回はあり得ません。医療DXをアピールするための公開パフォーマンスが裏目に出て、院内でノーマスクという“ダブルスタンダード”を指摘されてしまったということ」

トラブルがあっても自己責任にされる

 なるほど、いつもの岸田首相の“鈍感力”が国民感情を逆撫でしたようだ。そもそもマスク同様、マイナンバーカード取得は個人の任意だったはず。

「コロナワクチンもあくまでも任意でありながら、半強制的に押し通して国民に打たせましたが、義務にすれば必ず責任が生じます。その責任をうやむやにして政策を推し進めることは、岸田首相や自民党の“おはこ”になりつつあります。

 現行の保険証で事足りているにも関わらず、なぜ急かしてまでマイナ保険証を持たせようとするのか。岸田首相が言う“丁寧な説明”がまだまだ足りていないように思えますが、もう国民の声は関係ないところまで来ているのでしょう」(同・政治部記者)

 現政府の強引にも思えるマイナ保険証の一本化にも、国民からは“ノーマスク”と同様にダブルスタンダードな“任意”に疑問の声が上がっている。

マイナカード任意なのにおかしな話だな。その前に裏金納税してからだわ。 土下座して頼まれても嫌だね。 マイナカード廃止が1番良い案だわ

《そもそもマイナカード任意のはず。マイナカード作る気ないのに一本化されるとこまる。政府が信用できないのにそんなもの作りたくない》

《誰も望まないマイナ保険証を強引に押し進め、キックバック目当てなのは見え見え。 トラブルがあっても自己責任にされる。 しかも、任意だったはずが、強制になる。 こんな騙し政策は絶対におかしい