横浜流星、眞栄田郷敦、岸優太

 今や日本が誇る文化となった“漫画”。人気を博した漫画が実写化され、国内のみならず世界に発信されるケースが増えている。

 最近では、Netflixにおいて『シティーハンター』が実写化。ほかにも、『幽☆遊☆白書』『ONE PIECE』などが実写化され話題を呼んだ。

 この先も人気漫画の実写化が増えていくことが予想されるなか、長きに渡り待ち望まれているのが、格闘漫画『グラップラー刃牙』だ。

 Netflixでの実写化がいよいよ現実味を帯びてきているが、気になるのはキャスティング。主人公の範馬刃牙をどの俳優が演じるのか、注目が集まる。

主役を務めるのに相応しい俳優は……

 実写化において批判を集めやすいのは、やはり配役。作品に人気があればあるほどキャラクターへの思い入れが強く、イメージから離れた俳優をキャスティングすれば、視聴を離脱させてしまう。

 その点において、『シティーハンター』は合格点だったと、ある芸能ライターは語る。

主役の冴羽リョウの身長は、漫画の設定では186センチ。これは主演を務めた鈴木亮平(41)と同じです。しかも鈴木は役作りに定評があり、役柄に相応しい見事な肉体を作り上げていました。これまで何人かの俳優が冴羽リョウ役を務めましたが、再現度は群を抜いていると言えるでしょう」

 では、『グラップラー刃牙』の実写化にあたり、主人公・刃牙を務めるのに相応しい俳優は誰なのか。熱狂的ファンの多い漫画なだけに、マイナス要素はなるべく排除しておきたいところだが……。

範馬刃牙役の最有力と言われているのは、横浜流星(27)です。設定上の刃牙は、10代で170センチに満たない身長。横浜も大柄ではないため容姿の条件は満たしています。なにより有力視される大きな理由は、空手の経験。国際大会優勝の肩書は、刃牙ファンも納得するところでしょう。

 また、眞栄田郷敦(24)も候補のひとり。やはり空手経験があり、過去に出演した映画『東京リベンジャーズ』のインベントに参加した際に、『空手は7年くらいやっていて、小学校のころなんですけど全米2位です』と語るほどの実力者です」(前出・芸能ライター、以下同)

 刃牙役にはほかにも複数候補者があり、TOBE所属となりNumber_iのメンバーとして活動中の岸優太(28)などもあがっている。

 そんななか、ここにきて刃牙役候補に急浮上している人物がいるという。

急浮上の『最強スポーツ男子』とは?

 先日放送された『最強スポーツ男子頂上決戦2024』(TBS系)では、各界のスポーツ自慢が出演。出場者たちの披露する肉体美が見どころのひとつだったが、そのなかに「刃牙に似ている」と注目を集めた人物がいた。それが、「THE RAMPAGE」の武知海青(26)だ。

「THERAMPAGE」の武知海青(本人のインスタグラムより)

 鍛え抜かれた肉体に加え、ややウェーブのかかった無造作にも近い髪型、さらには刃牙のチャームポイントともいえる口もとのホクロ。こうした造形が刃牙とシンクロしているとの声がネット上にあがっていた。

《見れば見るほど刃牙なんだけど》

《武知海青とゆう人が刃牙にしか見えなくて困ってる》

《武知海青さんリアル刃牙って言われてるwwww》

 武知は今大会の優勝者。前回大会でも優勝しているため連覇達成となり、高い運動能力を示した。

「武知は以前、LDH公式動画サービス『CL』にて、柔道未経験から黒帯を取得するまでを追った1年の密着企画が配信されています。また、今年はプロレスにも挑戦。肉体改造を施してプロのリングに上がり、チームの勝利に貢献しており、格闘技経験も十分だと言えるのではないでしょうか」

 グラップラー刃牙の実写化については様々な憶測が飛び交うものの、詳細は未だベールに包まれたまま。果たして、主役争奪戦を制するのは誰だ!

取材・文/塚田牧夫