元SPEEDの島袋寛子

 1990年代後半に日本の音楽業界を席巻した『SPEED』。全員が小中学生という若さながら、デビュー直後から大ブレイクを果たしたものの、わずか3年8か月で解散。グループ名を体現するようなスピード感に満ちた彼女たちの行動に、振り回されたファンも多いことだろう。

SPEEDメンバーの現在地

「2008年には再結成をして、NHKの『紅白歌合戦』にも出場しました。しかし、新垣仁絵さんが結婚に伴って所属事務所を退所すると、グループでの活動は消滅。デビュー25周年の2021年に発売されたトリビュートアルバムにて、新垣さんがアルバムのジャケットを書き下ろす、というサプライズはありましたが、今はそれぞれのメンバーが、SPEEDとは無縁のステージで“個性豊かに”活動しているという印象です」(芸能ライター)

 上原多香子は美容家として活動し、今井絵理子は国会議員に。だが、両者ともに不倫が報じられただけでなく、仕事に対してケチをつけられてしまっているような状況だ

 そんななか、ただ一人音楽活動を続けているのが、島袋寛子。

「SPEEDのデビュー当時からその歌唱力を絶賛されていた島袋さんは、ソロアーティストとしての活動に加えてジャズシンガーとしてもデビュー。ここ数年は毎年のようにライブを開催し、精力的に全国を飛び回っています。5月14日に放送されたNHKの『うたコン』にも出演し、その歌唱力を惜しみなく披露していました」(音楽誌ライター、以下同)

《ランドセルを背負っていた寛子が40歳》

 島袋のソロ活動を認知している視聴者が多くはなかったためか、ネット上では、

《あの頃まだランドセルを背負っていた寛子が40歳》
《小学生だったヒロが40歳なのか》
《デビューの時からかなりお顔が変わってる。いい意味で》
《顔変わってない?》

 などと、その変化や時の流れを実感する声が寄せられていた。

 また、島袋が自身のインスタグラムにアップした『うたコン』でのオフショットを見て、同学年の女優・松本まりかに似ている、という指摘も。

SPEED。左から島袋寛子、今井絵理子、上原多香子、新垣仁絵

「2008年の再結成以降は表立った活動こそないものの、現在も所属事務所のHPにプロフィールが掲載されている状態で、解散しているわけではないのでしょう。2022年には沖縄の音楽イベントにて、新垣さん以外の3人でサプライズ出演を果たしたことも。今回の島袋さんの『うたコン』出演に対して、SPPED復活を望むファンの声も多く寄せられており、その人気ぶりが伺えます。

 島袋さんが歌手活動を続けているからこそ、SPEED復活の道は閉ざされていない。彼女はSPEED最後の砦といっても過言ではないでしょう

 果てしない光を放っていたあの頃のように、もう一度ステージの上でSPEEDが輝く日は訪れるのだろうか。