番組やCMでの起用をめぐって、未だに様々な議論が吹き荒れる旧ジャニーズのタレントたち。5月22日には、NHKの稲葉延雄会長がSTARTO社の所属タレントについて、《当面、新規の出演依頼はおこなわないという方針に変わりはない》と定例会見で言及した。
NHKの決定に批判の声が多くあがった
これに対し、
《他社のことをどうこう言う前にまずNHK内の不祥事を何とかしてください》
《身内の不祥事には適当な対応のくせに、STARTOには厳しいんだ》
《自分たちのことを棚に上げすぎじゃない?》
と、批判の声も多く上がっている。
「稲葉会長は、被害者の補償や再発防止策については《一定の進展はある》と評価していました。しかし、他社の不祥事対応を評価できる立場なのかという疑問は確かに湧いてきますね。最近のNHKの問題で言えば、青井実アナウンサーの不祥事とその対応も大きな話題になりました」(芸能ライター)
2024年の1月に、担当していた『ニュースウオッチ9』(NHK)を突如降板した青井アナ。その後の『朝日新聞デジタル』の報道で、上司からの許可を得ずに親族企業からの役員報酬を受けていたことで「厳重注意」を受けていたことが発覚する。
2023年の12月に処分を受けていた青井アナだが、あくまで注意処分であって懲戒処分ではないため、この事実は公表されていなかった。『ニュースウオッチ9』の降板も、処分ではなく本人の申し出によるものだったという。
記憶に新しい局内不倫
「アナウンサーの不祥事としては、2022年に『文春オンライン』で報じられた阿部渉アナの局内不倫も記憶に新しいですね。紅白の総合司会を3年連続で務めるなど、NHKの顔とも言えるアナウンサーでしたが、30代の子持ち局員との不倫という醜聞が飛び出してしまいました」(前出・芸能ライター)
この時には、定例会見で当時の会長が《私どもが調べる限り、職務規程に違反した事実はない》と語り、特に公式の処分はなし。阿部アナ本人からの申し出により番組を降板したと明かしている。
「身内に甘い」イメージのあるNHKだが、時には重い処分を下すこともあるよう。
2023年には、後輩の女性アナの自宅に侵入したとしてNHK札幌放送局の船岡久嗣アナが逮捕される。不起訴にはなったものの、この時は「諭旨免職」処分が下されている。しかし、一般的に「諭旨免職」は「懲戒免職」よりも軽い処分。やはり《NHKの体質が出てるよね》《一般企業と感覚が違いすぎ》という声も上がっていた。
今年3月には、NHKの音楽番組『Venue101』でNumber_iが生出演するなど、TOBE組に対しては“お咎めなし”の対応を取っているNHK。「新しい地図」の3名も同局の『ワルイコあつまれ』でレギュラーを務めている。
ファンからは《元ジャニが一律でNGなら分かるけど、何でSTARTOだけ出禁なんだよ!》といった声も少なくない。社内不祥事への対応も“旧ジャニーズ”への対応も、まだまだ賛否が続きそうだ。