いしだ壱成

《『一生、俳優。死ぬまで役者。』として生きていきたい所存でございます。(中略)もっともっと芝居をして、芝居を通して皆様に恩返しがしたいです》

 5月9日、いしだ壱成が芸能事務所を設立した。

「彼は1990年代、TBS系の『未成年』や『聖者の行進』といった人気ドラマに出演するなど大ブレイク。演技派俳優として活躍していたが、2001年の大麻取締法違反による逮捕以降、3度の離婚を経験したり、移住先の石川県で金銭トラブルを起こしたり、今ではすっかりお騒がせタレントのイメージがついてしまいました」(スポーツ紙記者、以下同)

 そんな壱成がネットを中心に話題を集めたのは、2022年3月のこと。

トルコで植毛手術を行ったんです。本人も気にしていた生え際の後退が改善され、見た目がとても若返ったんです。植毛をあえて公表したことが話題となり、それ以降は、バラエティー番組や映画にも起用されるようになりました」

 実は、今回の事務所設立も“髪”の縁が結んだという。

壱成さんは『株式会社 薄毛の窓口』という会社のモニターとして植毛したのですが、今回の事務所設立も同じ会社のバックアップによって、実現したんだとか」

“スポンサー料”は年間で数十万円

 同社の代表である山本祐司氏に話を聞いてみると、

「事務所のホームページ作成や、法人設立にあたっての税理士や弁護士に対する報酬、事務所にかかる固定費などを負担いたしました。壱成さんにも喜んでいただいており、うれしいかぎりです」

 山本代表は壱成のスポンサーとして、事務所設立以外の面でも、金銭的援助を行っているという。

現在は年間で数十万円ほどですが、私の事業や壱成さんの活躍次第では、将来的に年間1000万円ほど、お支払いしたいと考えております」(山本代表、以下同)

 壱成を高く評価しているようだが、彼をモニターに起用したことで会社にとってのプラスはあったのだろうか。

2022年3月に植毛手術直後のいしだ壱成(右)と山本社長(薄毛の窓口公式YouTubeより)

「壱成さんの植毛手術から約2年たちましたが、植毛事業は売り上げも顧客も10倍ほどに増えました。すべてが壱成さんのおかげとは言いませんが、植毛モニターに起用した効果は大きかったと思います」

 壱成が俳優として最盛期だったころの活躍を期待しているという。

植毛手術がきっかけで人生が好転

壱成さんが俳優として活躍し、今よりも露出が増えれば、植毛手術の効果の認知につながります。自分も薄毛で悩んでいましたが、植毛手術がきっかけで人生が好転したんです。髪の毛が増えたことでポジティブになっていく人を見るのが大好きなんです」

 これまではトルコや中国など、治療費が安い国外での植毛手術のサポートを中心に行ってきた『薄毛の窓口』だが、今後は国内に植毛クリニックの開業を行う予定。

「現在の相場よりも、だいぶ安い金額で植毛手術ができるようなサービスを考えています。これから国内での植毛も盛んになっていくと思いますので、壱成さんの力を借りながら長期的な協力関係を結んでいきたいと思います!」

 大口スポンサーを手に入れた壱成。

 彼の“植毛成り上がり伝説”は始まったばかり!?