7月7日に投開票を予定している東京都知事選挙。SNSを中心に人気を集める広島県安芸高田市長・石丸伸二氏が立候補を表明するなど、大きな盛り上がりを見せている。そんな中、立憲民主党の蓮舫氏も都知事選への出馬を表明。5月27日には会見を開き、《小池都政をリセットしてほしい。その先頭に立つのが私の使命》と、強いフレーズで決意をにじませた。
蓮舫氏の立候補に賛否両論
これに対し、《都政をがらっと変えてくれるのは蓮舫さんだと思う》《蓮舫が知事になるのは見てみたい》と期待の声も上がる一方で、
《蓮舫さんはまずナシでしょ》
《この人ってなんか実績あったっけ?勝てるとは思えない》
《蓮舫はダメだし、消去法で小池さんかな……》
と、否定的な声も多く見られた。
「蓮舫氏は、会見で《自民党政治の延命に手を貸す小池都政》と語っており、小池百合子都知事と自民党の距離の近さを指摘しています。小池氏本人は無所属で都知事選に出馬する予定ですが、都議会自民党は今回の都知事選で小池氏を応援する方針。“政治とカネ”問題で自民党には逆風が吹いていますから、蓮舫氏はこの風潮をうまく利用したいでしょうね」(週刊誌記者)
実際、5月26日におこなわれた目黒区の都議補選では、立憲民主党と無所属の候補者が当選。自民党の候補者は落選している。同日の静岡県知事選でも、立憲民主党と国民民主党が推薦した鈴木康友氏が、自民党推薦の候補者を破り初当選。蓮舫氏が所属する立憲民主党への追い風も感じられる。
「信頼できない」声が相次ぐ理由
さらに、蓮舫氏が都知事選に立候補すると報じられたのは5月27日朝のこと。このタイミングに対しても、《勝てると思ったから出てきたのか》《イケそうだから出馬するって感じがして、なんか嫌だな》という声も少なくない。
「会見では、都議補選・静岡県知事選の結果について《(出馬の判断に)影響していなかったといえば嘘になりますね》と認めつつも、立候補を決めたのは《この2週間ぐらい》とも話していました。また、蓮舫氏には長い間日本と台湾の“二重国籍”だったという問題も。これに対しても《信頼できない》という声が相次いでいます」(前出・週刊誌記者)
また、国産のスーパーコンピューター開発費をめぐる2009年の《2位じゃダメなんでしょうか?》発言が今でも話題になるなど、“批判ばかりする人”という印象も強いよう。ネット上では《文句ばっかり言って実績がないイメージがある》との意見もある。
様々な面から否定的な声も多い蓮舫氏の出馬。果たして“蓮舫都知事”は実現するのか。7月の投票結果を見守りたい。