霜降り明星・粗品

「ダサいです。多いねん、節税のために会社作るヤツ、最近。儲かって来たのかな?」

 5月28日に自身のYouTubeチャンネルで、新会社『King&Prince株式会社』を設立したKing & Princeの永瀬廉と高橋海人を口撃した「霜降り明星」粗品。

『STARTO ENTERTAINMENT』とのエージェント契約を選択した2人に「おめでとう」「これからも頑張って」とエールを送る一方で、新会社設立に関しては、

「2人の“頑張って行こう”という気持ちとか、“自分らの作品を世の中にどうやって届けて行こうとかと考えた時に、これがベストやと思いつきました”とかじゃないですからね。せ・つ・ぜ・い」

 永瀬らの決意表明にイチャモンをつけては、会社設立の理由を節税対策と決めつけるのだった。

 粗品とキンプリには“因縁”がある。2023年8月にも生配信で平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が脱退して2人体制になった彼らに「今のキンプリ誰が見るねん」「(2人の)名前も出てこんし」と暴言を連発。キンプリファンの怒りを買っている。

 また同じくSTARTO社の木村拓哉にも5月、かつてフジテレビ内で挨拶をするも無視されたことを暴露。加えて「キムタクと目合ったけど、そん時の俺の首の角度が、せいやと目合ってる時より下やったなぁ」と、木村の身長「公称176cm」をイジり倒したのだった。

反論しない相手にしか噛み付かない

 たび重なる公然での侮辱にSNS上では、

《お前の方がダサい》《他人使って再生数稼ぎ》《粗品が何度もジャニーズ批判に乗っかってくるのって自身のお笑いだけではもう食べていけないからだよね。哀れ》

“粗品許すまじき”の大合唱が起きるのは当然のこと。また粗品とは“畑違い”に思える木村たちをあえて“狙い撃った”理由に、

《プロレス的なやり取りを求めるのかと思いきや、言い返さなそうな人や反論できる立場じゃ無い相手に絡むし もっと面白くしてもらえる相手に絡めば良いのにさ》

「粗品って尖ってる風な割に反論しない相手にしか噛み付かない」といわれて首もげた。 ディズニーにも噛みついたことあるらしいね》

 粗品は「言い返してこない、反論できない立場の相手を選んで毒付いているのではないか」とも疑われ始めている。

 バラエティー番組に携わる放送作家は「計算づくでしょう」と納得の表情。

「キムタクたちが反論することに一切のメリットはなく、万一にも同じ“土俵”に上がればさらに“オモチャ”にされるのは目に見えている。

 粗品の動画視聴者はタブーにも切り込む舌鋒を痛快に感じ、過激発言がネットニュースなればファンやアンチを巻き込んで動画再生数も伸びていく。正直、今の彼は周囲に誰も止める人がいない“無双”状態だと思います」

もっとイジられなあかん人

ミキ亜生に公開説教された霜降り明星・粗品(YouTubeチャンネル『粗品のロケ』より)

 そんな暴君に対して、「昨今の粗品、えぇ? 何あれ。粗品が目に余るねぇ〜」と本人を前に公開説教をした芸人がいる。5月20日にYouTubeチャンネル『粗品のロケ』の動画に出演した、霜降り明星と同じ“第7世代”の「ミキ」亜生だ。

「1年目から変わってない」と数少ない理解者である亜生によって、「人格破綻者」「コミュ障」「世界観が強い陰キャラ」「病んでる」と、次々と素性が明かされては苦笑いを浮かべる“天才”芸人。

 そして、何時でも笑いを求められる立場に立たされていることに「しんどそう」「休まるところないやん」と汲み取りつつ、他人をイジる芸風にも注文をつけるのだった。

「もっとイジられなあかん人やねん」

 粗品の毒舌芸は「もっと自分をイジってほしい」との、構ってほしい気持ちの裏返しなのかもしれない。