「私、宮迫、5年以上ぶりの地上波復帰決定！ 復帰というと仰々しいですけど、なんと千葉テレビさんの深夜番組なんですけど『匠の教室』という番組からゲストのオファーをいただきまして」
5月28日に自身のYouTubeチャンネルでテレビ出演を揚々と告知した、焼き肉店『牛宮城』経営者でユーチューバーの宮迫博之。ところが、わずか2日後ーー、
《ネットニュース等で報道されている宮迫博之氏出演の番組は、そのような通告もなく外部の制作会社によって制作されたものです。よって当番組の放送の予定はありません》
当の千葉テレビ（チバテレ）が公式HPに掲載した文書で、宮迫の告知をわざわざ否定する異例対応。これを受けてX（旧ツイッター）で《事実確認を進めております》と困惑した様子の宮迫だった。
「事実、制作会社からオファーがあり、収録にも臨んだようです」とはスポーツ紙・芸能デスクの解説。
「ローカル局の番組制作過程ではよくあることですが、制作会社が商品（番組）を作り上げた上で局に売り込む手筈だったのが、宮迫さんには伝達されていなかったのか、放送決定と早とちりして“フライング”告知してしまったのが実情でしょう。
“宮迫博之”の名前で企画が通ると見越すも、宮迫さんの告知による世間の反応が芳しくなかったのか、それとも単に商品自体が“おもしろくなかった”のか。いずれにせよチバテレは“お蔵入り”を判断したということ」
炎上してまで起用したくない芸人
2019年の“闇営業”騒動以降、『アメトーーク!』（テレビ朝日系）ほかレギュラー番組を降板し、蛍原徹とのコンビ「雨上がり決死隊」も解散。ユーチューバー転身後も、たびたびテレビ復帰が囁かれるも実現には至らず、はや5年の歳月が経過した。
バラエティー番組に携わる構成作家は「つまりは炎上リスクを冒してまで起用するには値しない芸人との評価」と手厳しい。
「もちろん宮迫さんが出演すれば一時は話題になりますが、正直なところ番組でネタにこそすれども実際に絡みたい芸人は少ないと思いますよ。兄貴肌で面倒見がいいのはたしかですが、ことお笑いに関しては“自分が、自分が”の意識が強すぎる傾向がある。
それに現在の“腰巾着”のような姿を見せられてしまってはね……。ブランクもあって現場のスピード感についていけるのか、はたまたひとりで空回りする画が見に見えてしまう。その自意識は今も変わっていないようですし、地上波復帰は難しいでしょう」
蛍原とのコンビ解消以降、宮迫が“相棒”として頼りにしているのが人気ユーチューバー・ヒカル。件の焼き肉店をはじめ、YouTube活動の裏には宮迫も「ヒカルくん、ヒカルくん」と呼ぶカリスマの存在がある。
芸人として「粗品より上」の自意識
そんなヒカルのバースデーイベントにて、また“自意識”が暴走してしまった宮迫。ネタにされたことを根に持っているのか、ステージ上でマイクを手にお笑いコンビ「霜降り明星」を口撃するヒカルに煽られるように、“因縁”の粗品に対して、
「テレビに出てた時の俺を超えてから言え！」「お前、『アメトーーク』みたいな番組、作ったけ？」
さも「俺がアメトーークを作った」「粗品は俺より下」とでも言いたげな“上から目線”でケンカをふっかける宮迫。さらに「この2人と霜降り明星とトークしようぜ」と、宮迫とヒカル、そして霜降り明星によるトーク合戦“企画”をぶち上げるのだった。
そんなユーチューバー芸人・宮迫に対し、SNS上では総ツッコミが入っている。
《うわぁ、これぞ老害。 アメトーーク!作ったのは加地Pでは？ 霜降り明星はもうテレビ出てた頃の宮迫を越えてると思うよ》
《ヒカルとのイキリ動画マジでキツかった アメトーークは宮迫いなくなってから嫌味なツッコミなくなって不快感なくなったよ》
《アメトーークは宮迫に居てほしかった派だけどヒカルとの動画見たらそりゃ復帰できんし蛍原さんにも愛想尽かされるわなぁ》