日本テレビ系で日曜夜10時30分から放送されている、間宮祥太朗主演のドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』。2013年から2017年にかけて『週刊少年マガジン』で連載されていた漫画が原作で、テレビ放送に加えて、Amazon Prime Videoで世界配信もされている。
『セクシー田中さん』の問題と関連づけ
『アクマゲーム』のマンガ原作者であるメーブ氏が、自身のX(旧ツイッター)でドラマに対して“ツッコミ”を入れていたことが報じられ、物議を醸している。
「メーブ氏は、ドラマの第1話の放送後から毎週、イラストを添えて細かく感想を投稿していました。内容を細かく見ながら、原作とは違った展開を楽しんでいる様子も見受けられるのですが、《はっきりしないことが増えすぎて、7話は楽しめなかった》といった“正直”な内容も見受けられます」(スポーツ紙記者、以下同)
第7話については、ツッコミどころをまとめた投稿を引用して、
《しっかりゲーム部分を見てくれてる人に対して、「しっかり見るとか暇かよw」って態度なんだよねこのドラマ》
と、謝罪していたことも。
「こうした一連の投稿が、2023年10月クールに放送された日本テレビ系のドラマ『セクシー田中さん』の問題と関連づけて報じられたことで、ドラマの制作スタッフへの批判の声があがるようになりました」
『セクシー田中さん』の問題とは、2023年12月に原作マンガの作者が脚本や原作改変を巡るドラマ制作側とのトラブルをSNSで告白した直後に急死したというもの。これを受けて、日本テレビは特別調査チームによる調査を行っている。
「しかし、当初はゴールデンウィーク明けを目安としていた調査結果の公表も遅れており、“先延ばしにしている”“逃げている”とも言われています。こうしたことから、日に日に“原作改変”への非難も高まり、『アクマゲーム』のメーブ氏の投稿も、この問題と重ねて受け取られてしまったのでしょう」
メーブ氏が投げかけた疑問
メーブ氏は、こうした報道後に再びXを更新。
《楽しみにしてるからこそ、面白かったら「面白かった!」って言うし、つまんなかったら「つまらなかった!」って言うのよ。変なところがあったら「ここおかしいやろ!」って言うのよ。本当にシンプルにそれだけの話。そしてこれは誰でも発言していいことだと思ってる》
と、自身の投稿は、視聴者としての自由な感想であると強調して、
《僕がやいのやいのとドラマにツッコミ入れてる話と、セクシー田中さんの件って、本当に同じ構図かい? 全然違うと思うんだけど》
と、疑問を投げかけた。
そこで、日本テレビに、メーブ氏の投稿と『セクシー田中さん』問題を重ねて批判する声についての見解を求めたが、期日までに回答はなかった。
こうした“逃げ体質”が『セクシー田中さん』問題を引き起こしたのかもしれない。