西島秀俊が5月31日をもって所属事務所を退社。6月1日からは独立して、新たな一歩を踏み出している。
「これまでの西島さんは、複数の実力派俳優を抱える芸能事務所『クォーター・トーン』に所属していました。4月17日に、事務所のホームページで独立を発表。今後も、国内外のさまざまな作品や企画に挑戦するとコメントしていました」(スポーツ紙記者、以下同)
海外進出は以前から囁かれており、
「2023年4月には、ハリウッドの大手エージェンシー『CAA』と契約を結んだことが報じられました。『CAA』は、トム・ハンクスやロバート・デ・ニーロ、ウィル・スミスといった大物俳優たちが契約していることで知られており、大谷翔平選手の代理人事務所でもあります」
早速、海外ドラマへの出演も決まっている。
「7月10日から、西島さんが出演するAppleオリジナルドラマ『Sunny』が、全世界に配信されます。こうした国外での活動は、今後も『CAA』が窓口になるそうです」
では、国内においての活動はどうなるのかというと、
「西島さんの2歳上のお姉さんが、窓口業務を請け負うそうです。一時的なものではなく、今後はお姉さんが西島さんへの仕事の問い合わせに対応することになるといいます。独立後は、お姉さんが事務的なことを担当し、二人三脚で俳優業に邁進していくのでしょう」(芸能プロ関係者、以下同)
前事務所に聞いた“西島の今後”
ちなみに、西島は『クォーター・トーン』の取締役も務めていたが、
「まだわかりませんが、独立次第、退任するのではないでしょうか」
姉のサポートと取締役の今後について、『クォーター・トーン』に聞くと、
「問い合わせがあれば、今後の連絡先はお伝えしますが、窓口の担当者については、個人情報なのでお答えできません。また、弊社の取締役を務めていたことは事実ですが、今後については申し上げられません」
とのことだった。
「西島さんのお姉さんは、日本の大手企業に勤めながら、現在はアメリカのロサンゼルスで暮らしています。西島さんの窓口業務も、ロスから行うんだとか」(前出・芸能プロ関係者)
なんでも“超優秀”だそうで、
「美人で運動も勉強もできると、幼いころから近所で評判でした。何年か前には、大手飲料メーカーの子会社の社長にもなったと聞きましたよ」(西島の地元の住民)
プライベートを明かすことの少ない西島だが、2018年に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では、姉について語っていた。
「お姉さんを“強い姉”だと紹介して、弟としてその優秀さにコンプレックスを抱えていたことを明かしました。今でこそ“西島さんの姉”として語られていますが、幼少期の西島さんは、近所で“西島の弟”と呼ばれて育ったといいます。それもあって“今でも姉にはかなわない”と話していました」(テレビ誌ライター、以下同)
隣同士に住んでいる“独立仲間”
また、姉は西島さんの仕事に興味を示さないとも話していたが、
「結局、こうして独立後の仕事を手伝うことになったのは、お姉さんもなんだかんだ弟のことが可愛いのでしょうね(笑)」
近年、このように家族のサポートを受けて活動する芸能人が増えており、
「2017年に公開された映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』での共演をきっかけに親交を深めて、現在は都内の同じ高級マンションの隣同士の部屋に暮らしている西島さんの“親友”も、その一人です」(テレビ局関係者、以下同)
いったい、誰のこと?
「嵐の二宮和也さんです。二宮さんは、2023年10月に旧ジャニーズ事務所から独立。当初、ホームページができていなかったところにお姉さんが“作れるよ”と助け船を出し、12月に完成。その後も、ホームページの細かいアップデートをしたり、二宮さんの個人事務所『オフィスにの』のキャラクターを描いたりと、二宮さんをバックアップしています」
二宮は、西島のことを“ひで坊”と呼ぶ仲で、
「2021年に二宮さんの長女が誕生した際には、西島さんにいち早く報告。2児の父である西島さんに、妊娠中からベビーグッズや子育てについてのアドバイスをもらっていたそうです。今度は“独立の先輩”である二宮さんに、西島さんがアドバイスをもらって、お姉さんに手伝ってもらうことになったのかもしれませんね」
そんな西島は、5月20日に自身が出演する日仏共同製作映画『蛇の道』の完成披露舞台挨拶に登壇。
「映画は柴咲コウさんが主演を務め、6月14日に公開されます。カンヌ国際映画祭やベネチア国際映画祭などで受賞歴のある黒沢清さんが監督で、柴咲さんや西島さんは全編フランス語に挑戦しています。西島さんは、柴咲さんが演じる医師の患者役を演じています」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
2025年公開の主演映画に向けて役作り
独立を発表してから初めての公の場で、西島は近況を明かしていた。
「そのときは、別の作品の撮影真っただ中だったそうです。その作品の役づくりのために減量に取り組んでいるとか。ただ、西島さんはモンブランやチョコレート、アイスクリームなどが大好きな“甘党”としても有名です。そのため、撮影スタッフから“甘いものを食べないでください”と止められているそうです。それを守って、ここ3か月ほどスイーツをガマンしていると話していました。今は、撮影が終わったらどんな甘いものを食べるか、ずっと考えているそうですよ(笑)」
たしかに、西島の姿は少しほっそりとしたようにも見える。
「西島さんが“スイーツ断ち”をして挑んでいるのは、来年公開予定の主演映画です。中島哲也さんが監督を務め、打海文三さんが1994年に発表した小説『時には懺悔を』が原作です。障がい児の誘拐事件を描いたミステリーで、実際に障がいのある子どもが出演します。そのため、撮影の際にはサポートチームの体制もしっかり整えられていますよ」(製作会社関係者)
独立後も、たくさんの仕事を抱えている西島。この映画が公開になるときに「実はこっそり甘いものを食べていました……」なんて“懺悔”はしないよね?