6月3日、Snow Manの渡辺翔太が、7月スタートのドラマ『青島くんはいじわる』(テレビ朝日系)に、中村アンとW主演することが発表された。初共演のふたりが挑むのは、2020年に『めちゃコミック』年間ランキング1位を獲得し、累計閲覧数1.3億回超えの人気コミックの実写化。公式サイトでは《“超”王道ラブコメ》と銘打たれている。
主演発表だけで炎上
「『青島くんはいじわる』が放送されるのは、毎週土曜日23時からの予定。これは、テレ朝が売り出している『オシドラサタデー』というドラマ枠で、2021年に新設されました。最初の作品で主演を務めたのは、当時旧ジャニーズ事務所に所属していた生田斗真さん。それ以来、同枠の主演はすべて旧ジャニーズ事務所のタレントが務めている“ジャニ枠”です」(テレビ誌ライター、以下同)
『オシドラサタデー』で現在放送中のドラマ『東京タワー』も、主演はKing & Princeの永瀬廉が務めている。
「性加害問題を受けて枠自体が廃止になるのでは、という見方もありましたが、特に問題はないようですね。渡辺さんは近頃役者としても頭角を現していますから、どのような演技を見せてくれるのか楽しみにしています」
ファンにとって“推し”である渡辺の主演はさぞかし喜ばしいことであるはず……と思いきや、主演のふたりと作品が発表されただけのこの段階で、ドラマには強烈な逆風が吹いてしまっているという。
「漫画作品の実写化は、ドラマであれ映画であれ原作ファンから厳しい目で見られるケースがほとんど。特に今回は、ネット上で大人気の作品で原作ファンの数も多い。ですから、渡辺さんと中村さんの出演を聞いて、抵抗感を抱く人が続出したのでしょう。ネット上では不満の声が数多く上がっています」(ワイドショースタッフ、以下同)
強まる“実写化ドラマ”への逆風
実際、原作ファンの声を見てみると、
《青嶋くんはもっとイケメンじゃなきゃ…》
《漫画ちゃんと見てます?中村アンさんじゃ配役合わないと思います。面白いと評判の漫画に頼るのやめてほしいです》
《主演のお2人にはなんの罪もありません。ただただ原作とイメージ違い過ぎる》
《原作持ってます。ビックリするくらい配役が合ってない!》
などと、キャスティングのミスが指摘されてしまっている。さらに、
《Snow Man好きだけどこのキャストはないわ…》
と、渡辺のファンも“推し”への忖度を抜きに批判している始末。
「渡辺さんや中村さんはオファーを受けた側。問題はキャスティングした局側にある、というのが原作ファンの見解でしょう。
また、日本テレビ系列で放送されたドラマ『セクシー田中さん』を巡って、漫画家の芦原妃名子さんが亡くなった問題の影響も大きいでしょう。“実写化は原作に忠実であるべき” “テレビ局は実写化に対する認識が甘い”という意識が、世論に浸透しつつある状況。これまで以上に厳しい目で見られていることを自覚しなければなりません」
確かにネット上には、
《テレビ業界は相変わらずオリジナル生み出すこと出来ないよね》
《セクシー田中さんの一件はちゃんと響いていますかね??甚だ疑問》
などと、テレビ局のドラマづくりそのものを強く非難する声も寄せられていた。
まさかの主演発表だけで炎上に巻き込まれた渡辺。批判を跳ね返す演技を見せてもらいたい。