《見た目より心をチェンジしてください》
そんな辛辣なコメントを投稿されたのは、元モーニング娘。でタレントの加護亜依(36)。5月、自身のインスタグラムでピンクヘアにイメチェンした最新ショットを公開し、《何気にピンクヘアお気に入り》との思いを綴った。加護といえばこれまで2度の未成年喫煙騒動、前夫のDVと逮捕、離婚、反社男性らとの写真流出などさまざまなスキャンダルが報じられてきた。今ではすっかりお騒がせタレントとして定着しつつある。ある芸能ウォッチャーは加護のヘアチェンジにある決意を感じたようで──。
ヘアカットが“禊”なのは昔の話
「ついに加護さんもピンクヘアにしたか、という感じです。ピンクヘアは現代芸能人の禊だと私は思っています。古くはスキャンダルを起こした芸能人は髪を切るという風習のようなものがありました。例えば自殺未遂騒動を起こした後の中森明菜さんは、トレードマークだったロングヘアをバッサリ切ったショートカットで近藤真彦さんとの会見に挑みました。スキャンダルではないですが、『できちゃった結婚』を発表した際の安室奈美恵さんもショートヘアで登場し、世間を驚かせたものです。元AKB48の峯岸みなみさんは恋愛スキャンダルで丸刈り頭にしたことも」
と振り返る。続けて、
「ヘアカットが禊というのは昔の話。今はピンクヘアが主流なんです。ヘアカットとピンクヘアの合わせ技をしたのは、東出昌大との不倫スキャンダルでバッシングされた唐田えりかさん。清楚系に見えた彼女のイメージチェンジにはうってつけだったと思いますが、似合っているとは言い難い。似合っていたのは剛力彩芽さんですね。ピンク髪のロングヘア姿で自身のインスタグラムを更新し、好評を博していました。剛力さんも実業家の前澤友作さんとの破局以降、よくないイメージがつきまとってしまっていたので、心機一転の気持ちもあったのかも」
「明るい自分を見せたい」
ヘアスタイリストの妙中優さんによると、一般女性の間でもピンクヘアは人気だという。
「'20年くらいから流行り始めて、コロナ禍で鬱々とした気持ちのときにリモートワークということもあって、大胆なカラーにチャレンジされる方が多かったです。中でもピンクの注文は多く、気持ちを明るくするためにピンクを選ぶ方が多いのかなと思います」
と分析。さらに、
「海外のセレブ、例えばケイティ・ペリーなどがSNSでピンクヘアを披露したことがブームのきっかけになったと思います。韓国アイドルのピンクヘアも多いですし、大人気アニメ『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃というキャラクターの登場以降も増えたと感じますね」
やらかした芸能人がピンクヘアになる理由は?
「明るい気分になりたい、明るい自分を見せたいからではないでしょうか。加護さんや唐田さんのようなベージュピンクは肌の色や表情がとても明るく見える。少しでもうつむいたりしているとすぐに『悲痛な面持ちで~』とか書かれるじゃないですか。そういった意味でもピンクヘアは効果的だと思います」
冒頭のコメントではないが、見た目だけチェンジしても世間は納得しない!?