《シーズンオフの約1ヶ月間。来季のイメージを膨らませながら、しっかり充電できました》
6月8日、女子スキージャンプ選手・高梨沙羅が自身のInstagramを更新し、充実したシーズンオフだったことを報告。添えられた“自撮り写真”は、上下デニムでベッドの上に座って撮ったものだろう。長い髪を下ろし、斜め45度に顔を傾けた大人っぽい表情を浮かべている。
大人の女性といった佇まいの高梨沙羅
しっかりとメイクをし、すっかり大人の女性といった佇まいだが、世間の反応は、
《またイメチェン?ジャンプは二の次なんだね》
《もう競技やめたのかな》
《見た目ばっかこだわってるから、勝てないんだよ》
と批判的だ。
「オシャレしたっていいじゃないか、とは思うのですが、近年高梨さんの成績があまり奮わないことから、批判が集まりがちなのは否めません。2018年の平昌五輪以降、目立った成績を残せていませんから。2022年の北京五輪には出場したものの、その後もあまり結果は奮わず。昨季は何度か表彰台に上がりましたが、優勝は10月におこなわれたNHK杯のみです」(スポーツ誌ライター)
表彰台に上がっただけでも凄いことだが、14歳でコンチネンタルカップ史上最年少優勝を飾り、その後もFIS個人総合優勝を何度も成し遂げてきた高梨。それだけ周囲の期待も大きく、近年の彼女の成績に納得がいかないファンも多いのだろう。
美意識が変わったワケ
高梨の成績が落ち始めたとされるのは、2018年頃から。しかし実は、彼女のメイクについて世間が騒ぎ出したのは2016-2017シーズン中である。ちょうど高梨が20歳を迎え、メイクをし始めた時期だ。
「この頃、資生堂がスポンサーについたため、彼女の美意識が変わったのではと言われています。それまではまだあどけない10代の少女でしたから、眉を整え目をぱっちりと見せるアイメイクでかなり垢抜けましたね。しかし、“純朴な沙羅ちゃん”を応援していた人にとってはあまり嬉しい変化ではなかったようで、この頃も批判的な声は多くありました」(前出・スポーツ誌記者)
どんどんキレイになっていく高梨に批判の声は多いが、一方で《キレイで憧れる》《メイクも競技も頑張る沙羅ちゃんカッコいい》と好意的な声も少なくない。
もちろん、スポーツ選手が好きなメイクやファッションを楽しむのは何も悪いことではないだろう。だからこそ、これ以上《メイクのせいで勝てない》と言わせないよう、ぜひ競技面でも頑張ってもらいたい。