「MUNEHIRO」としてレゲエパフォーマンスを披露する鈴木紗理奈(2012年)

 TBS系情報番組『ゴゴスマ~GOGO! Smile~』で火曜日コメンテーターを務める鈴木紗理奈の発言がまたもや物議を醸している。

 6月11日に出演した番組にて、栃木県鹿沼市長選挙で落選した自民系の候補者陣営が、アニメ映画『THE RIRST SLAM DUNK』ポスターの構図を“パクった”とされる政策ビラが、著作権法違反の可能性があることを紹介。

 鈴木はコメントを求められると「世代ですよね、私たち。スラムダンク」と、『スラムダンク』の漫画やアニメにリアルタイムで触れた“スラムダンク世代”であると前置きしつつ、

「私らの青春の『スラムダンク』を、っていうのがあって。(候補者に作品への)すごい愛情があって、それになぞられて選挙ポスターを作ってしまったんだとかなら、まだちょっと許せる気持ちがあるんですけど。ファンからしたら、知りもせんのに“若いから”って乗っかって。『スラムダンク』見てから作れよ!っていう、そっちのいら立ち」

 作品を無断で“模造”したこと以上に、“青春”を汚されたことに怒りを露わにする鈴木。ところが、ビラでオジサンの顔に挿げ替えられたキャラクターを見て、

「これ、(桜木)花道? 真ん中やから誰だろ? 流川(楓)は一番クールなんでわかる。(真ん中は)リョータかな?」

 ファンならすぐにわかるはずのキャラクターの配置に頭を悩ませる姿に、同じく出演者のますだおかだ・岡田圭右から「ホンマかいな。紗理奈ちゃん、ホンマに『スラムダンク』知ってんの!?」と、知ったかぶりを疑われたのだ。

SNSでは「コメントが浅すぎる」の指摘も

 2021年より火曜日コメンテーターに就任し、歯に衣着せぬ“ご意見番”として視聴者から支持を得ている鈴木。「たしかに時事ネタを勉強している節は見られますが」とは、情報番組でのコメンテーター経験がある芸能リポーター。

「それでも勉強・知識不足を露呈したり、時に突拍子も無いコメントをしたりと、SNSでも“コメントが浅すぎる”との指摘を受けることも。今回の放送でも“ホンマにファンか?”“もう黙ってろ”などと、特に熱心な“スラダン世代”から総スカンを受けてしまいました」

ネット上で拡散されている、栃木県鹿沼市長選挙の自民系候補者による『スラムダンク』風の政策ビラ

 7月で47歳を迎える鈴木だけに、『週刊少年ジャンプ』で原作漫画が連載された時期に青春時代を送ったのは間違いないところ。とはいえ、岡田がツッコミを入れたように“ただ世代だっただけ”という可能性も否定できない。はたして彼女のスラダン愛はウソなのかーー。

 彼女のインスタグラムを遡ること2020年12月、「スラムダンク」を言及する投稿を発見した。なんでも当時、学校の授業で取り組んだバスケットボールにハマった、長男の練習にお付き合いする内容だった。

 バスケに興味を抱いた長男に《slam dunk一緒に見よう めっちゃおもろいよ‼︎》と勧めると、逆に《えー、じゃあ黒子のバスケ一緒に見よう めっちゃおもろいよ‼︎》と返ってきたことを綴り、続けて、

大谷選手が好きな漫画も家にあります

《流川と付き合うかリョータと付き合うかでマジで悩んでた謎の時代あった 同世代女子、誰派か教えて。ちなみに、安西先生の諦めたらそこで試合終了ですよ、はわたしの人生の大切な言葉になってるよ‼︎》

 登場キャラクターの流川楓と宮城リョータを“天秤にかけていた”との悩みを告白。また2023年4月の『ゴゴスマ』でも、昨年まで所属したアナハイム・エンゼルスで活躍する大谷翔平の特集にて、

「いつでもお待ちしてますんで。大谷選手が好きな漫画も家にありますんで。日本に帰ってきた際には寄っていただければ」

 なぜか自宅への招待をアピールする鈴木。大谷の好きな漫画といえば『スラムダンク』であり、これを揃えているということなのだろう。なるほど、作品へのコメントは「ホンマ」のようだ。

「ストーリーもさることながら、人気の高い流川やリョータに夢中になっていた、女性ならではの目線でスラムダンクを楽しんでいたのでしょう(笑)。それも“私の青春”には違いありませんし、十分にスラダン世代としてコメントできますよ」(前出・芸能リポーター)

 少なくとも候補者のオジサンよりは、作品に愛情をもっているのはたしかだ。