スキャンダルやバッシングも何のその、たくましくわが道を行くアラフォー女性タレントたち。その生きざまはさまざまで、共感もあれば疎ましく思えることも多いはず。そこで、30代~50代の女性1000人にアンケート調査を実施。あなたの苦手なアラフォー女性タレントを教えてください!!
<真木よう子、豊満なプロポーションを生かした“挑発的”写真集>
オンナが苦手なアラフォー女性タレント
10位は矢口真里(41)。矢口といえば、まず思い浮かぶのが不倫スキャンダルだろう。元夫で俳優の中村昌也の留守中に浮気相手を連れ込み、帰宅した中村と鉢合わせ。大きなバッシングを浴びた。
アンケートにも、「恥ずかしい不倫が暴露されてなお芸能界に居続ける神経が信じられない。しかもその不倫相手と子どもとの私生活を公開していてさらに信じられない」(大阪府・58歳)、「不倫して夫を傷つけたくせに堂々とテレビに出ていて厚顔無恥」(埼玉県・35歳)
と不倫がらみのコメント多数。
同数で10位は眞鍋かをり(44)。中学時代から夫・THE YELLOW MONKEYの吉井和哉のファンだったという眞鍋。吉井は元妻との間に4人の子どもをもうけるも、眞鍋との交際前後に離婚。
アンケートには、
「吉井さんとの結婚が略奪婚としか思えず、何食わぬ顔でテレビに出てるのが嫌」(岡山県・39歳)との声が──。
「やっぱりみんな不倫が嫌いなのね」と言うのは、コラムニストの吉田潮さん。
「もういいじゃん、ほっとけよって気もするけれど……。実際のところ、彼女たちはもう記憶から薄れつつあって、ランキングにも挙がらなくなるはず。この先、彼女たちが脚光を浴びることはないでしょう」
とバッサリ。では以下、見事(!?)にランクインを果たしたのは? 吉田さんと共に結果を見ていこう。9位は丸山桂里奈(41)。
アンケートには、「なぜテレビに出続けているのかわからない」(埼玉県・56歳)、「考え方などわからなすぎて怖い」(東京都・46歳)と、その言動に戸惑う声が集まった。
「この人はよくわからない。意味不明」
と吉田さん。不思議キャラも度が過ぎると女性からは反発の火種になるということ?
8位は熊田曜子(42)。ペニーオークション騒動に大御所芸能人の愛人疑惑とスキャンダルも多く、平井理央アナウンサーの夫でフジテレビ社員との不倫は裁判まで持ち込まれ泥沼の展開をみせた。
「いつまでも女を売りにしているから見ていて痛い」(大阪府・53歳)、「不倫報道が生々しかったが、それでもメディアに出てくる図太さ」(宮城県・44歳)、「子どもを使って良い母親してますアピールもウザい」(茨城県・48歳)と、辛辣な意見が目立つ。
「とりあえず今が良ければ的な感じで、ちょっとおバカっぽい。不倫もドロドロになっていて、バイブからDNAを検出して、夫がそれを証拠として提出したり。内容がえげつなすぎて、みんなドン引きしちゃってた」(吉田さん)
7位は小林麻耶改め國光真耶(44)。ぶりっ子キャラで人気を博すも、人生は思わぬ方向に。
「結婚してから言動がおかしくなった」(千葉県・52歳)、「言ってることがわからない。洗脳されている気がして見ていて痛い」(千葉県・49歳)、「今のご主人と出会ってから人が変わって苦手になった」(大阪府・51歳)など、夫・國光吟氏の影響を危ぶむコメントが多くみられた。
「彼女の場合は、触れないほうがいい、近づかないほうがいい、近づきたくないという、忌避したくなる感じだから苦手というのはよくわかりますね。でも今、幸せそうだから別にいいけど」(吉田さん)
不祥事で剥がれた“化けの皮”!?
6位はベッキー(40)。ゲスの極み乙女の川谷絵音とのスキャンダルは、もはや8年前にさかのぼる。その後、元プロ野球選手の片岡治大(現・保幸)と結婚・出産。
女優として新たなステージを切り開くも、いまだ不倫のダメージは大きいようで、「開き直ってる感じが受け付けない」(茨城県・51歳)、「自分を隠して清楚キャラを演じていたのかなと不倫問題が出たときに思った」(北海道・47歳)、「裏表があると感じられる」(東京都・48歳)、「平気でウソをつく! 大っ嫌い! 番組に出演していたら変えるし、CMに起用されたらその商品は絶対に買わない」(神奈川県・54歳)と、反感もあらわ。
「不倫自体はもちろん、元気なイメージがあったから、実は腹の中で笑ってたんだ、という思いがあるのでしょう。だけど、そろそろ手打ちでもいいのでは。そういう意味でも、ベッキーを超える新たな不倫ネタが出てくるといいのだけれど……」(吉田さん)
5位は三浦瑠麗(43)。
「人を小ばかにしたような口調で自分の意見を通す感じが好きではない」(東京都・51歳)、「自分が絶対正しいと思っているところ」(神奈川県・48歳)、「実績らしいものが何もないのに地位や権力を誇示して偉そう。うさんくさい」(東京都・54歳)、「コメンテーターとしてのコメントが納得いかないものが多い。夫の犯罪に加担してお金を儲けていた疑いがあった時点で見るのも嫌になった。人間性に問題があると思う」(兵庫県・58歳)と、番組での発言に対する反発意見が多い。
「何かいいこと言ってるようで、実は大したこと言ってない。むしろ間違ってることが多い。話も長く、要点がわからない。でもこういう女性は男性に好かれるんですよね。
ちょっと陰があって、ふわっと色気があって、ロングの黒髪で。そんなこんなでなぜか政治評論家になっていたけど、夫が横領っていうオチが香ばしい(笑)」(吉田さん)
4位は田中みな実(37)。アナウンサー時代にぶりっ子キャラで頭角を現し、写真集『Sincerely yours…』の大ヒットで一躍時の人に。見事に女優転身を果たしたが──。
「若ぶった声が嫌い。外見ばかり気にして芸がない。中身がない」(埼玉県・54歳)、「媚びてる感じが苦手」(埼玉県・51歳)、「いい年してぶりっ子体質がものすごく気持ち悪い。自分で自分のことを可愛いと思ってるところが終わってる」(北海道・46歳)と、女性の支持率は低い。
「女性が憧れる女性というイメージをつくって、女優への道をあっという間に駆け上がった。その魂胆はすごいなと思う。ただ、女性で田中みな実が大好きって人はそんなにいないのでは。
ある芸人さんが“人によって態度を変える、腹黒だ”と言っていて、きっとそういうところがあるのでしょう。生半可に賢いものだから、相手が自分にとって有用かどうか見定めてる感じ。
根っこの部分で生理的に腹黒さを感じる女性は多いんじゃないかな。彼女は今後もっとランキング上位に上がっていくのでは」(吉田さん)
トップ3を飾った危なっかしい人たち
3位は広末涼子(43)。
鳥羽周作シェフとのW不倫が記憶に新しく、「周りを不幸にする魔性の女。子どもがいちばんの被害者」(東京都・56歳)、「何を考えているのかよくわからない人」(千葉県・47歳)、「自分のしたいことをしすぎ。何もなかったかのように平然と公の場に出てくるところがあざとすぎる」(宮城県・55歳)とのコメントが。
「実は個人的には高評価(笑)。2人が交わしたとされるラブレターが流出したけど、あれはちょっとしたエンターテインメントにもなりました。お手紙というのも奥ゆかしくていいですよね。友達と“あの手紙見た? 理性を抑えられなかったのね”と話したりと、最高のネタを提供してくれた。
そういう見方をしてる人もいるのでは。平然と公の場に出てきて嫌という声もあるけれど、広末はもう広末でしかない。彼女には、このままわが道を突き進んでほしい(笑)」(吉田さん)
2位は沢尻エリカ(38)。会見での「別に」発言に、合成麻薬所持による逮捕と、何かと世間を騒がせてきた。
「キレイだけど性格に問題がありそう」(愛知県・57歳)、「未成年飲酒や俳優を誘惑したりと悪い噂しか聞かない」(東京都・37歳)、「逮捕までされて干されて当然なのに、盛り立てようとする不可思議な連中がいる。二度と名前も顔も出すなと言いたい」(秋田県・56歳)、「イメージが悪く演じていても私生活がちらつく」(兵庫県・54歳)と、やはりダークなイメージが女性たちに嫌悪されたよう。
「清廉潔白な女優というのも面白くないけれど、彼女はちょっと危なっかしすぎる。本人もそういうところがあるのかもしれないけど、周りの人が黒すぎた。薬物にしても、優等生を求める日本の風潮にはそぐわない」(吉田さん)
先ごろ舞台に主演し女優復帰。しかし注目を集めたのも最初だけで、話題づくりで終わった感がある。彼女もいまやアラフォーで、この先返り咲きはあるのだろうか。
「何かいい演技をバンと見せれば、評価がガラッと変わるかも。いろいろあってもまた復活しましたってこと、芸能界にはよくあるじゃないですか。きちんと結果を出す、そこしかもう彼女に道はない」(吉田さん)
そして、堂々の第1位は真木よう子(41)で、105票を集めた。
「精神的に不安定そう」(福岡県・49歳)、「最近の言動が変。品がない」(青森県・44歳)、「我が強そうで怖い。エアガンの件で芸人を攻撃してるのが本気すぎた」(岩手県・42歳)、「キレイな人だと思っていたけど、トーク番組で暴走していて嫌いになった」(神奈川県・45歳)、「自分の好みの俳優に対するセクハラ、入院を盾にしたアンチへの脅迫的な言動など、ありえないほど人間性がひどい」(和歌山県・48歳)と、コメントも手厳しい。
「10年くらい前までは、真木よう子はセクシーでクールという、ある一定の評価がありました。それがこうなっちゃった、みたいな残念な部分がある。キャリアもここ数年で崩壊してる。
例えば舞台『パラサイト』では、古田新太や江口のりこなど手練の役者が集まる中で、見事に浮いてました。役者として伸びしろがなくなってきた感がある」(吉田さん)
そんななか追い打ちをかけたのが、お笑い芸人・岩橋良昌へのエアガン発砲事件。その後もとっぴな言動を繰り返しては、マイナスイメージにさらに拍車をかけていく。
「今はとても配慮が必要な時代。昔なら面白いとなったとっぴな言動も、令和の今だと何言ってんのこの人、と総スカンを食らっちゃう、その典型的なパターンだった。2位の沢尻は薬物で、3位の広末は不倫と、嫌われる確固たる理由があるけれど、真木の場合はキャラクターが嫌の対象になってる。彼女に関してはイメージを変えようがない」
30代~50代女性が「苦手!」と声をそろえるアラフォー女性タレントたち。ランキングを見ると、不倫や言動で人気が凋落したケースが目立つ。
「みんな詳しいことまでは覚えてなくても、その苦手な意識はすり込まれている」
と吉田さん。一度イメージを落としてしまうと、その挽回はなかなか難しい。
「でも近頃はネタが乏しくて、ちょっと物足りないというか……。不倫にしても、せいぜい広末くらいですよね。もっとどでかい何かをしでかしてくれる人、ものすごく嫌われる人が出てこないかしらと思っちゃう。
例えば、権力にすがりつくような、気味の悪い女が出てきたりすると面白いのだけど。次なる大物のスキャンダルをお待ちしましょう(笑)」(吉田さん)
全国30代~50代『オンナが苦手なアラフォー女性タレントランキング』
1位 真木よう子 105票
2位 沢尻エリカ 101票
3位 広末涼子 87票
4位 田中みな実 85票
5位 三浦瑠麗 84票
6位 ベッキー 83票
7位 國光真耶 57票
8位 熊田曜子 52票
9位 丸山桂里奈 32票
10位 矢口真里 31票
10位 眞鍋かをり 31票
取材・文/小野寺悦子