黒柳徹子

「6月上旬、国連のデータ上に、黒柳徹子さん名義でパレスチナ自治区のガザに向けて約1億円の寄付があったことをX(旧ツイッター)のユーザーが発見し投稿。大々的なアピールをせず、ユニセフ親善大使として慈善活動を行う黒柳さんの姿勢にネットでは称賛の声が集まりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 黒柳は、日本でテレビ本放送が始まった1953年に芸能活動をスタート。以降、テレビ女優第1号として女優や司会などマルチに活動を続けて、今年で芸歴70周年を迎える。

「冠番組であるテレビ朝日系の『徹子の部屋』は、今年で放送49年目。同一司会者によるトーク番組の最多放送世界記録保持者として、ギネス記録を更新中です。2023年に行った有働由美子アナとの対談でも“100歳くらいまでは仕事できる”と答えていました。今年91歳を迎えますが、仕事も社会貢献も精力的に続けています」

 しかし、とある芸能プロ関係者は、最近の黒柳には、異変が起きていると指摘する。

お年もあってか『徹子の部屋』でゲストに対しての聞き間違いが増えたり、会話が続かなかったりトークがはずまなくなってきました。放送時には、カットなどの編集技術で自然に見せていますが、日を追うごとに難しくなっているようです」

『徹子の部屋』のゲスト選考が難航

 かつて『徹子の部屋』は1日で5本撮りだったが、黒柳の体力を考慮して今は3本撮りになっているという。

ゲスト選びも難航しています。ゲストが若かったり、初登場の人だと緊張して自分からは話せないこともあるため極力、過去に出演している、高齢で共通の話題がある、率先して一人でいろいろ話せる、などといった点をゲストの選考で考慮しているとか。来年で『徹子の部屋』は本人も目標としていた50周年を迎えますが、いつ終了してもおかしくないと思います」(芸能プロ関係者、以下同)

2017年のNHK紅白歌合戦リハーサルで、歩行補助具を使って歩く黒柳徹子

 黒柳が抱えているレギュラー番組は『徹子の部屋』のみ。

 しかし、都内に多数の不動産を持つ資産家のため、生活の心配はない。未婚ではあるものの、報道では30歳年下の後見人と公私をともにするなど、いつでもリタイアできる状況にある。

国内最高峰の“タワマン”ホーム

「黒柳さんは2016年に『文藝春秋』誌上で“そういう準備は私にはできそうもない”と終活に懐疑的な寄稿をしていましたが、最近は自身の体調の変化を自覚してか、老人ホームのパンフレットを集めるなどご自身の終活にも関心を示しているようです。特に興味を持っているのは、今年、港区にできる高層ビル内の高級老人ホーム。日替わりで一流ホテルの食事を楽しめ、大病院と連携するなど、国内最高峰の施設だとか」

 入居費用はどれほどなのか。

「老人ホームは入居する年齢によって値段が変わります。70歳で入った場合は、前金で2億円かかるといわれています。ただ、黒柳さんがこの施設に興味を持ったのは、この老人ホームがご自身の思い入れのある生家の近くというのが理由のようです」

 新たな“徹子の部屋”を探しているのか─。