著名人にとって不倫騒動は仕事を失うだけでなく、高額な違約金のリスクなども相まって社会的に抹殺されかねない一大事だ。にもかかわらず、今年に入ってからも自民党の広瀬めぐみ議員、ベテラン声優の古谷徹、グラビアアイドルの村島未悠と不倫報道が相次いでいる。
「えっ、まさかあの人が不倫?」とそのギャップが大きいほど、衝撃も増すというもの。これまでの不倫報道で、“がっかり感”がもっとも強かった女性有名人はいったい誰? 30~60代男女1000人アンケートで得られた結果とは……!
不倫「がっかりした」女性芸能人ランキング
第5位となったのは、2018年に俳優の豊原功補との不倫が発覚した小泉今日子。
「不倫とは真逆のイメージだったのに。相手も最悪」(秋田県・55歳・女性)
「これまでのキョンキョンのイメージと違いすぎた」(大阪府・53歳・男性)と、同世代からの厳しい声が続々。
「堂々と自分の生きざまを見せてきたキョンキョンですが、このときばかりはちょっと違和感を覚えてしまいましたね」と語るのは、ベテラン芸能リポーターの川内天子さん。報道当時、妻子ある身の豊原が単独で緊急会見を行い、小泉との不倫を堂々と認めた。
さらに小泉も自身が代表を務める制作会社のHPで、2人の関係を「互いに志を共にするパートナーシップで恋愛感情も伴っている」と公表。バッシングがいっそう過熱した。
「豊原さんの奥様とお子さんは一般人。自分たちのつらさを訴える場所がない中で、一方的な不倫発表は思いやりがなさすぎました。何ものにもとらわれない生き方はキョンキョンの魅力でもあるけれど、これは話が別。ファンから共感を得られなかったのも当然です」(川内さん、以下同)
最近では政界や芸能界への、歯に衣着せぬ小泉らしい発言も注目されている。一方で今年に入り、豊原との破局が噂される報道が出た。
「キョンキョンに限っては、別れたいのに別れられないなんてずるずるべったりの選択肢はないと思う。破局が事実だとしたら、今後また新たな彼女の生きざまを見せてくれるような気がしますね」
第4位は、2020年に俳優の喜多村緑郎との不倫を報じられた鈴木杏樹。鈴木自身は2013年に医師の夫と死別しているが、喜多村は既婚者。しかも妻は宝塚の元トップスター・貴城けいとあり、宝塚ファンも敵に回した。
「ご主人が亡くなってつらいだろうと思っていたが、こんなことをしていたなんて意外すぎる」(沖縄県・53歳・女性)
「清純なイメージしかなかったからショックだった」(神奈川県・69歳・男性)と、そのギャップを嘆く意見が多い。
「あまりに安っぽくて、ツッコみたくなるような不倫だったのが印象的でしたね(笑)」
千葉県内の公園でデートをし、人目もはばからずキスをした後は郊外にある休憩料金4000円のラブホテルへ。50代、芸能人同士の逢瀬にしては悲しすぎると、不倫そのものよりもそのショボさに注目が集まってしまった。
「ある意味、鈴木さんが本当にピュアなのかも。好きになったらどんなシチュエーションでも文句を言わず、相手のなすがまま。普通なら幻滅しちゃうような状況だったけど(笑)、恋に恋をしちゃってたとしか思えませんね」
文春砲を広めた不倫がランクイン
第3位は、“文春砲”という言葉が定着する原因ともなったベッキーの不倫。お相手のゲスの極み乙女・川谷絵音は当時、妻帯者だった。それにしても報道から8年がたった今でも3位にランクインするとは……! 当時の衝撃の大きさがわかるというもの。
「不倫の内容があまりにダークでびっくり。思っていたのと真逆の人間だった」(神奈川県・54歳・男性)
「常識があり礼儀正しい人と思っていた。大人としてやってはいけないことをしたのに反省がないことにガッカリ」(大阪府・57歳・女性)と、元気印で優等生だったベッキーへの失望の声が集まった。
「当時の緊急会見は私も取材しましたが、3~4分ですぐ終わってしまいました。質問すらNGだったことを今でもよく覚えています」
騒動から約3年後に、ベッキーはプロ野球選手の片岡治大(現・保幸)氏と結婚。今や2児の母だが、いまだに不倫色がぬぐいきれないのはなぜなのか。
「不倫にも最低限のルールがあると思います。彼女は不倫相手の実家に行って親に会うなど、絶対にやってはいけないことをやりました。女性の視聴者にとって、この行動は許しがたいもの。払拭するのは難しいでしょうね」
この一件で、ベッキーは多くのレギュラー番組やCMを降板、多額の違約金が発生したとされる。事務所も退所した今、ママタレとして再起を図ることはできるだろうか。
「例えばワイドショーのコメンテーターなどで、自分の経験をもとにした振り切ったコメントができれば需要はあるかも。ダーティーな部分を隠さず、これまでのキャラと180度違った印象で臨まなければ難しいでしょう」
第2位は、昨年ワイドショーをにぎわせたばかりの広末涼子。人気シェフの鳥羽周作氏とのダブル不倫がきっかけで、2度目の離婚が成立。事務所も退所する事態に。
「子どもがいるのにやることがえげつなさすぎる」(兵庫県・64歳・女性)
「相手がイケメンならまだ許せた。あれはない」(大分県・52歳・女性)と、辛らつな意見のオンパレード。
「若いころから奇行が報じられていた広末さんですから、それほど意外性はなかったかも(笑)。彼女は母親になっても、自分のことを甘い言葉で持ち上げて、愛を語ってくれる男性が必要なのでしょう」
今年の2月に個人事務所での再始動を発表したが、今後の活動はどうなるのか。
「バラエティータレントと違って、俳優は不倫をしても復帰しやすい。例えば悪女役など、私生活の騒動を逆手にとった役柄が期待できるからです。しかも、彼女と仕事をしたいと言っている男性スタッフは驚くほど多い(笑)。CMはともかく、今後も役者としてはオファーが途切れることはないと思います」
堂々の1位は、元卓球選手の福原愛。元商社マンとの不倫疑惑や、長男の連れ去り騒動など、てんやわんやを経て今年の3月に元夫の江宏傑氏と和解。その会見時にも「なんか、顔変わってない?」などとSNSで話題に。
「スポーツウーマンで爽やかだったイメージが崩れた」(千葉県・54歳・男性)
「子どもをほったらかして既婚者とホテルに宿泊していたのが衝撃」(宮城県・55歳・女性)と、イメージダウンはぬぐえない。
「国民にとって愛ちゃんって、“親戚の子”のような存在。小さいころからずっと見守って応援してきたのに、その衝撃たるや、ですよね」
この夏にはパリ五輪も控えている。この騒動がなければ、卓球解説者として引っ張りだことなっていたはずだが……。
「不倫そのものより、子どもを犠牲にしてしまったことのほうがずっと罪深い。日本のメディアではおそらく需要はないでしょう。中国での知名度を利用して、物好きなスポンサーを探すしか道はないかもしれませんね」
イクメンで知られるお笑い芸人の土田晃之は、かつて「不倫がバレれば家族を失い、芸能人は慰謝料や違約金などで2億円は必要。その不倫に、はたして2億の価値があるのか考えるべき」と名言を残した。芸能界から“がっかり不倫”がなくなる日は来るのだろうか。
不倫に「がっかりした」女性芸能人ランキング
1位 福原愛 215票
2位 広末涼子 201票
3位 ベッキー 135票
4位 鈴木杏樹 67票
5位 小泉今日子 41票