2012年に自身が投稿した動画を“完全再現”したヒカキン(ヒカキンのYouTubeより)

 6月16日、YouTuberのヒカキンが12年前に投稿した動画を“完全再現”し、話題になっている。

今回ヒカキンさんが投稿したのは、セブンイレブンで販売されている『豚焼肉弁当 唐辛子マヨネーズ』のレビュー動画です。2012年10月にもこの弁当を紹介している動画を投稿していて、声のトーンや動画の編集の仕方、サムネイル画像まで当時のものを再現していました。この動画を撮影するために、徒歩とタクシーで25軒ものセブンイレブンを回ったようです」(ネットニュース編集者、以下同)

同じ『豚焼肉弁当』なのに小さくなっている理由は

 ヒカキンは《12年前と今のヒカキンがシンクロ率120%な件w》というタイトルで2012年と2024年の動画を比較する動画も投稿。途中でお茶を飲んだり、自分で用意したキムチをかけて食べたりと細かいところまでこだわる力の入れようで視聴者を驚かせた。

 懐かしいテイストの動画だっただけに、視聴したファンからは、

《懐かしい完全再現ありがたい》

《言葉の抑揚とか話してる言葉とか完璧に再現してるのすごい》

《動画が出る度にコンビニに買いに走ってたのが懐かしい…!!!》

 といったコメントが寄せられ、盛り上がりを見せた。

 現在は1880万人のチャンネル登録者を誇るヒカキンだが、2012年はまだ10万人を超えたあたり。当時を懐古するファンも多かったが、同時にあることも注目されてしまった。

紹介していたセブンイレブンの『豚焼肉弁当』が“小さくなっている”と指摘する声が上がりました。たしかに、2012年の弁当のラベルでは847kcalで税抜き398円だったのに対して、今回のものは703kcalで税抜き420円とボリュームダウンしたにも関わらず、値上がりしていました。ヒカキンさんも動画内で指摘していましたが、漬け物がなくなっていたり、肉の下にあるパスタの量が増えているようにも見えました

 SNSやコメント欄では

《シンクロ以上に弁当の大きさが変わりすぎてて衝撃だわ》

《この10年で弁当小さくなり過ぎだろってビビった》

 といった驚きの声が多数あがった。

ヒカキンが投稿したセブンイレブンの弁当の比較。2012年とでは価格が異なるヒカキンのYouTubeより)

 この豚焼肉弁当のボリュームの変化について、セブン&アイホールディングスに確認したところ、2012年当時は常温帯、現在のものは一部エリアでテストしているチルド温度帯と商品名は同じでありながらも商品設計が異なるとした上で、

使用するお肉については、より旨みを凝縮し、肉本来のおいしさを追求した設計となっております。管理温度帯も違うため、容器も当時とは異なっており、内容量についても変更をしております。また、昨今の環境変化により、原材料や物流コストの上昇が続いている中で、サプライチェーン全体を通じて生産性の向上や規格の見直しなどをおこなっております。一食のバランスや満足感などを1品1品考えながら、適宜規格の見直しを行っております

 という回答だった。コスト上昇に可能な限り抗いながら、いかにおいしいお弁当を提供できるか。セブンイレブンも努力を続けているようだ。