秋元康がプロデュースを手がけ、瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ・STU48。岡山県出身の沖侑果は、2018年に『第3回AKB48グループ ドラフト会議』で同グループに指名され合格すると、2ndシングル『風を待つ』の選抜メンバーに選出され、翌年には正規メンバーへ昇格。その後、2023年にはファースト写真集『遊泳禁止』を発売し、12月にはグループ卒業を発表。今年4月20日に行ったコンサートを最後に、ソロとして新たな道へ進むこととなった。
5月にソロファンクラブが始動した沖は、6月1日にソロ転向後、初となるファンクラブイベント『沖に愛に恋』を開催。初イベントは……なんと、“結婚式”がテーマ! 前代未聞、ファンに囲まれて“挙式”した沖にスペシャルインタビュー!
ファンの前で“新婦”に
――グループ卒業後、初のファンクラブイベント。迎えるまでの心境は?
「イベント開催時は卒業からまだ1か月ちょっとしか立っていなかったけど、ファンのみなさんは飢えに飢えていたらしくて(笑)。まず、卒業後にも人が集まってくださることがとてもありがたいことなので、今回イベントが開けたことも嬉しいですし、集まってくださったことはすごく嬉しかったです」
――今回は “結婚式”がテーマということで、くじ引きで選ばれたファンの方が“乾杯挨拶”や“祝辞”を務めるコーナーも。みなさん、ノリノリでしたね。
「“新婦”として入場したときはちょっと恥ずかしかったです。でも、こういう“茶番”みたいなのが好きな方が多いから成り立つので、よかったです(笑)」
「いたずらしたい」イベント計画
――トークコーナーでは、ファンの方たちの前で初めて“恋バナ”を披露するシーンも。
「今まで自分の恋愛観を話す機会はありませんでしたが、今回初めて聞いてもらったことで、やっぱり人それぞれ違う部分があるのかなと感じました。私自身は、結婚願望が本当にないタイプなので、するかはわかんないんですけど……。もし結婚したら、その相手がファンの方という可能性はあるので、ちょっとドキドキしながら聞いていただけたらいいなって思いました(笑)」
――みなさんの反応を見て、どうでしたか?
「いや、なんか面白かったですね。とりあえず初デートでいきなり“おうちデート”はダメってたくさん言われたので、守ろうと思います(笑)」
――ファンの方を逆にいじる場面もあって、信頼関係が築けているように見えました。
「私のファンは思いが“アツい”方が多くて、ちょっと強めに言っても離れないはず。安心していじらせてもらってます!!」
――グループとソロ、活動時の違いは?
「グループのときは、私のファンじゃなくてもSTU48のファンの方がイベントに来てくれたりしたけど、ソロになると、自分のファンの方以外の応援の力がなくなってしまうので、そこはちょっと不安でした。でも今回、もともと私のファンじゃなかった方も何人か来てくださって! 自分がSTU時代に築いたものをそのまま引き継げているのも感じましたし、少し安心しました」
――今回は“結婚式”がテーマでしたが、今後はどんなイベントをやってきたい?
「ハロウィンでイベントをやって、ファンの方たちにめっちゃいたずらしたい(笑)。行事ごとにイベントができたら楽しいですね。みなさんノリがいいから、それぞれコスプレしてきそうだし面白そう!」
お気に入りのラジオ番組は…
――6月末には舞台『楽園の女王』で主演も務めましたが、芸能活動における夢や目標は?
「目標は、本当に現実的なことを言ってしまうと“細く長く”なんです(笑)。みなさんが安心して見られるような存在になりたいというか、どの現場に行っても“安定してるね”って思ってもらいたいので、今はいろんな分野に挑戦していきたいなって思っています」
――バラエティー番組に挑戦していきたいというお話も。
「STU時代に、スタッフさんから“バラエティーに出たほうがいい”って言っていただけることが多くて、自分でも挑戦してみたいなと思っています。チャンスがあったらぜひ、佐久間宣行さんに見つかりたいです!(笑) 深夜ラジオも大好きで、有吉弘行さんの『SUNDAY NIGHT DREAME』はいつも聴いています。“ゲスナー”(有吉の番組のリスナーの総称)なんです(笑)。オールナイトニッポンもすごく好きですし、最近はラランドさんのラジオがお気に入り。深夜ラジオのアシスタントも、やってみたい目標の1つです」
――私生活では、今年の春に東京に引っ越されたそうですね。上京後の生活は?
「東京は本当に人が多くて! 地元の岡山は地下鉄がなくて、路面電車しか走ってないので、地下に潜るっていう感覚がつかめなくて……。早めに家を出発するんですけど、いつもギリギリに着くんです。まだ全然、慣れていないから家に帰るのにもナビを使ってますけど、頑張りたいなと思います」
――マイブームや、最近挑戦していることは?
「映画鑑賞が大好きなので、映画館に年間100回観に行きたいなと思います! でも、全然行けてなくて……ちょっと100回は言い過ぎたかな、50回ぐらいで(笑)」
――ファンのみなさんに、改めて一言どうぞ!
「これからソロとして活動していくことになりますが、逆に自由にできることも多いので、今後はもっといろいろとギアを上げて活動していこうと思います! みなさん、くだらないなって思いながらでも、ついてきてくださったら嬉しいです!(笑)」