6月22日、国際小児がん学会アジア大会に出席され、英語でスピーチをされた紀子さま

「ダークスーツに身を包み、髪をポニーテールに束ねた圭さんは、かなり目立っていました」(ジャパン・ソサエティ出席者、以下同)

 6月13日、ニューヨーク市内のホテルで開催された『ジャパン・ソサエティ』のイベントに小室圭さんが出席。圭さんが日米関連の公式の集まりに姿を現すのは、'21年の渡米以来、初めてのこと。

『ジャパン・ソサエティ』小室圭さんの様子

'22年7月、3度目のNY州弁護士資格試験に臨む圭さん

「ジャパン・ソサエティは、ニューヨーク日系人会会長や、ニューヨーク日本商工会議所の重役など、日米関係において重要な立場にある人たちが、互いに理解や協力をもたらすことを目的とした組織で、定期的に大規模な集まりを催しています。今回のイベントにも約650人が参加しました」

 前出の出席者は、圭さんの様子についてこう振り返る。

「圭さんは、同じテーブルについた参加者にお酌するなど、気を配りながら歓談。食事の間、圭さんの元へ挨拶に行く人もちらほら見られ、そうした人たちににこやかに応え、写真撮影にも応じていました。夫婦で参加する人もいたのですが、その日、眞子さんの姿はありませんでした」

 大勢が集まるイベントに出席し、参加者と積極的に交流するなど、社交的な生活を送る圭さん。一方、眞子さんは対照的な生活を送っている。

今年3月、小室夫妻はニューヨーク中心部から車で1時間ほどの郊外のマンションへ引っ越しました。それ以降、眞子さんはほとんど外出していません。渡米当初、眞子さんはニューヨーク市内の美術館にインターンとして勤務していましたが、新居に越してからは距離が離れたこともあり、勤務の継続を断念されたとか。

 さらに、結婚以降はご両親との連絡も断っているようです。結婚前、母の日や父の日になると、眞子さんは留学中でも必ずメッセージを送っていたようですが……。ご実家や渡米してからの知り合いとも関係を断ち、“ひとりぼっち”になっているようです」(小室夫妻の知人、以下同)

小室圭さんは“人脈の構築”

'21年11月、結婚後ニューヨークへと出発する子さん。最近はあまり外出していないという

 現在、生計は圭さんの収入に頼りきりだという。

「最近の圭さんは以前よりも“人脈の構築”に力を入れているようで、日系企業の現地法人に積極的に営業をかけています。とはいえ、駆け出しの弁護士ですから、営業を断られることもままあるようで、まだ収入が安定しているとはいえない状況と聞きました」

 娘夫婦の不安定な生活に「紀子さまは心配されているのでは」と、名古屋大学大学院の河西秀哉准教授は話す。

「小室夫妻の渡米から3年近くがたとうとしていますが、おふたりに関する報道はいまだに後を絶ちません。そうした報道をご覧になって、紀子さまは母親として、ニューヨークでの娘の暮らしを心配していらっしゃると思います。一方、そうした報道が原因で“秋篠宮家に批判の矛先が向かうのでは”という心配もしておられるのでしょう」

 紀子さまの心配の種は、ほかにも─。

「長男の悠仁さまは今年、高校3年生になられ、大学受験が迫っています。どの大学へ進学されるのか注目が集まる中、AC入試を利用した筑波大学への進学または、学校推薦型選抜を利用した東京大学への進学の2つの線が有力視されています。これはどちらも“推薦型入試”です。この夏から秋にかけて、紀子さまは気が気ではないものと拝察します」(皇室ジャーナリスト)

 というのも、推薦型入試のひとつである総合型選抜(旧AO入試)を利用する受験生にとって、夏は最大のヤマ場だそう。総合型選抜専門塾『AOI』の講師が解説する。

「総合型選抜を受験する高校3年生は、夏期に主に3つの対策を行います。ひとつは大学へ提出する書類の作成です。まず将来の方向性を決めてから“なぜ入学を志望するのか”“なぜその大学でなければならないのか”といった志望動機を深めていく必要があり、かなりの時間を要します。それと並行して、小論文などの記述試験対策、共通テストが課されている場合は、学科試験対策も必須です」

 さらに悠仁さまが利用されるといわれる試験は、総合型選抜の中でも難関。総合型選抜の個別指導塾『洋々』の講師は次のように話す。

「筑波大のAC入試は、提出が必要となる書類の量がとても多く、事前の徹底した準備が必要となります。学群ごとの選抜ですから、それぞれの学群での学びにつながるような活動経験がある学生が合格している印象です。昨年度の倍率は10・7倍と、難易度はかなり高いです」

東大の学校推薦型選抜はさらに難関

トンボの共同論文を発表された悠仁さま

 東大の学校推薦型選抜は、さらに難易度が高く、総合型選抜における最難関だそう。

「東大の学校推薦型選抜は総合型選抜の最難関といえます。書類と面接、共通テストの成績をバランスよく見られ、合否を判断されますが、共通テストでは8割ほどの点数が求められます。これは一般入試でも東大に合格できるラインです。加えて、これまでにどのような活動をしてきたかも評価の対象となります」(洋々の講師)

 筑波大の書類提出の期限は9月上旬。東大は11月上旬と、受験は迫っている。

「悠仁さまは昨年、トンボに関する論文を発表され、“総合型選抜入試のための布石だ”と話題を呼びました。受験が近づいた今、悠仁さまはさらなる追い込みをかけているようで、今年8月に行われる世界最大規模の昆虫に関する学術会議『国際昆虫学会議』で、ポスター発表を行う予定だそう。高校時代に、熱心に生物に関する研究を行ってきたことは両校の総合型選抜試験において、確実に大きな評価を受けるでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

 盤石な悠仁さまの受験だが、河西准教授は紀子さまの心境は複雑だろうと語る。

「国立大学はいまだ総合型選抜での入学者が少ないので、一般入試以外で進学した場合、批判は免れないでしょう。紀子さまは“志望どおりの大学に行ってほしい”と思っておられる反面、皇族としてそれが正しいのか悩んでおられるのではないでしょうか。ただでさえ批判が多い中、普通の親としての思いと、皇族であることのしがらみに苛まれているのではないでしょうか」

 紀子さまのご心労は絶えない。

河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数