「パワー!」の叫びと筋肉を強調するギャグで大人気の、なかやまきんに君。2023年の「タレントCM起用社数ランキング」では、広瀬すずと同数の11社で6位に。複数の映画の宣伝アンバサダーを務めるなど、イベントにも引っ張りだこで飛ぶ鳥を落とす勢いのお笑い芸人だ。
そんな彼を起用しようとしたのが、日本マクドナルド。6月19日に同社主催の“魔女のお届けもの「ヨーロッパバーガーズ」”新商品発表会に、きんに君が出席予定だったがイベント前日、メディア各社に知らせが届いた。
《都合により、出演タレント変更が発生いたしました》
急きょ、出演タレントがきんに君から元サッカー選手の槙野智章に変更になるという。なぜドタキャンになったのか。
ドタキャンのワケ
「『週刊文春』が報じた『妖怪セミナー』の影響ではないかと考えられます。記事によると、きんに君が通っているのは参加費1回1万円の『本源セミナー』。人生に悪いことが起きるのは妖怪のせいだとして、“妖怪を追い払えば幸せになる”という教えを説いている。『妖怪ウォッチ』、中日ドラゴンズ、竜田揚げ、サントリー食品などが妖怪とされていて、捨てなければならないものとされています」(芸能担当記者)
また、参加者が行う儀式『妖怪ビリビリ』では、妖怪め!と怒って紙をビリビリに破き、それを踏みまくるという。セミナーの内容を信じない人は『妖怪人間』とされ、縁を切るようすすめられるなど、家族や恋人がセミナーにハマったことで、家族が崩壊したり、婚約破棄になったケースもあると報じられている。
同誌の取材に対し、セミナーに複数回参加したことは認め、さまざまな被害の声が上がっていることは「知りませんでした」と答えている、きんに君。
イベントをドタキャンした理由と“妖怪セミナー”との関わりについて、『週刊女性』はきんに君の個人事務所に問い合わせたが、期日までに回答はなかった。
マクドナルド広報に尋ねると、
《事務所側のご都合により、欠席となりました。恐れ入りますが、それ以上はお答えいたしかねます》
とのコメントが。
芸能人に怪しげな組織や人物が近づいてくることは珍しいことではない。過去に『X JAPAN』のToshIは、自己啓発セミナーで“洗脳”され、10億円以上を騙し取られた。元オセロの中島知子も占い師と同居したことをきっかけに、仕事が激減。コンビは解散となった。
吉本興業から独立し、フリーとなった今、妖怪セミナーにきんに君のパワーが吸い取られないといいが。