King&Princeの永瀬廉、高橋海人とNumber_iの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太

 7月6日に放送される『THE MUSIC DAY 2024』(日本テレビ系)のタイムテーブルが発表され、共に歩んできた仲間であるはずのKing & Prince(以下、キンプリ)とNumber_i、双方のファンが荒れている。

 キンプリは、2023年5月に平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)が脱退し、永瀬廉(25)と高橋海人(25)の2人体制になった。

 脱退した3人は滝沢秀明氏創設のTOBEで、Number_iとして活動している。3人は音楽活動での海外進出を希望し、国内で俳優業などを重視したキンプリの2人との方向性の違いからSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所、以下STARTO社)を退所したと見られている。そんな3人を“裏切り者”扱いするキンプリおよびSTARTO社のファンは少なからずいる。

King & PrinceとNumber_iの絡みは不要?

「Number_iがデビューして以降、メディアによる忖度が無くなったことへのあらわれなのか、STARTO社所属アーティストと音楽番組で共演する際、やたら両者を絡ませる演出が続いています。

 4月の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、Number_iが20th Century、WEST.と共演。トークコーナーで平野さんとWEST.メンバーが絡んだだけでなく、STARTO社の取締役CMOでもある井ノ原快彦さん(48)も、過去に平野さんを自宅に招き食事した思い出話を披露しました。

 7月3日放送の『2024 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)でも、Number_iがSnow Manと同じ時間帯に横並びで登場。Number_iのパフォーマンス後にはSnow Manが、Snow Manのパフォーマンス後にはNumber_iが、互いの健闘を称えるような拍手を送っている様子が映りました。

 Number_iの脱退、退所を良く思わないファンから、こうしたSTARTO社所属アーティストとの絡みについて、X上に“いらねえだろくそが”“本当不快”など敵意むき出しの投稿で溢れました」(制作会社関係者談)

 さらに、共演ではないものの、5月の『with MUSIC』(日テレ系)にキンプリが出演した際には、MCの有働由美子アナウンサーが「Number_iのパフォーマンスは見たりしますか?」と質問。

 高橋が「大好きな兄貴分」と答え、永瀬も「かっこいいよね、『GOAT』もね」と両者が友好な関係であることが分かる受け答えをしたものの、これにキンプリファンが大激怒。同番組にNumber_iが出演した際には、キンプリに関する質問が無かったことから、「逆忖度」「キンプリへの嫌がらせ」と批判が相次いだ。

 こうした背景もある中で、出演者のタイムテーブル発表があった『THE MUSIC DAY 2024』。キンプリは20時台、Number_iは21時台と分かれたものの、その21時台にはSixTONESも出演。さらに高橋のBE:FIRST・SOTAらとのコラボパフォーマンスがNumber_iと縦並びで表記されていたことから、SNS上で一気に不満が噴出した。

 X上では、Number_iをひらがな読みした“ぬんべり”という蔑称を使い、

《またスト(SixTONES)とキンプリにぬんべり上げさせるんだろうね。一生懸命気にしないようにしてるのに、どんどん嫌いになるばかり》

《キンプリぬんべりと被らないと思ってたら海人…3人は兄貴ヅラすんなよ?話しかけんなよ?絡むなよ?》

《キンプリとぬんべりが同時に同じ画面に表示されることを拒否します。裏切り者と同じ画面に表示されることを拒否する》

《ちょ、なんで売れてもいないぬんべりが9時台のゴールデンタイムなんだよw しかもキンプリとワザとぶつけてきやがったw キンプリに対する公開イジメかよw》

 と、STARTO社所属アーティスト、特にキンプリとの共演を拒絶するような投稿が多くみられた。

遠のく再結成

 しかし、こうした共演が続くのはやむを得ないと話すのは前出・制作会社関係者だ。

「Number_iは今年3月、ビルボードの週間シングル・セールス・チャートで、『GOAT』が初週48万枚を売り上げて首位を獲得。オリコン上半期デジタルアルバムランキングでも『No.O -ring-』、『GOAT』が1位、2位を独占しています。

 また、MV再生回数は『GOAT』が6000万回、『BON』が3200万回を超えるなど、あらゆる数字でSTARTO社所属アーティストと比べてもトップクラスの結果を出しています。

 長尺の音楽特番の中でも、人気者が集中するような時間帯への出演でSTARTO社所属アーティストと時間被りしてしまうのは、テレビ局としても避けようがないのではないでしょうか。

 元SMAPの稲垣吾郎さん(50)、草なぎ剛さん(49)、香取慎吾さん(47)が一時期地上波に出られなかったことの方が不自然であって、事務所は分かれてもかつては仲間だったNumber_iとSTARTO社所属アーティストが、多少の交流を持ったところで批判をぶつけるのはおかしなことだと思えます」

 とはいえ、Number_iに対しSTARTO社所属アーティストが番組側から発言を求められるようなことが続いているのは確かで、

《なんでスノ(Snow Man)がぬんべりに拍手してるとこをうつさなくちゃいけないの?なんでキンプリがぬんの楽曲を褒め称えなくちゃいけないの?なんでトラジャ(Travis Japan)がしつこく「3人のグループ」を聞かれたの?ぬんべりをジャニーズに上げさせるスタイルっていつまで続くの?》

《キンプリにぬんべり3人のことわざわざ聞く有働、音楽の日のことでその共演について語る中居(正広)、スノとぬんべりを強引に同じ画角に収めさせるFNS。逆忖度というかメディアのパワハラだろ》

 と、STARTO社のファンは逆忖度と感じ、怒りを覚えているようだ。

 ただ、『女性自身』(2023年12月13日配信)では、永瀬が“5人で音楽をやりたい”という思いを抱えていることや、5人の交流が今でも続いていること、STARTO社の代表取締役CEO・福田淳氏が自身のミッションの1つに「キンプリを5人で“リユニオン(再集結)”させること」と挙げていることを報じている。

 メディアやSTARTO社が健全であろうとすること、そしてキンプリとNumber_iの5人が良好な関係であることを隠さないことについて、過剰な拒絶反応を示すのは、何より5人が望んでいないのではないだろうか。