《たまごっち、めちゃくちゃ高いんですけど……》
1990年代後半に、持ち運びできる育成ゲームとして大ブームになった『たまごっち』。2004年には赤外線通信機能がついた『祝ケータイかいツー!たまごっちプラス』が発売されて人気がさらに拡大。
定価より高すぎない?
2024年は、発売20周年を記念して、8月3日にリバイバル版『たまごっちコネクション』が税込み3,960円で発売される。
「新しく発売される『たまごっちコネクション』は、当時の懐かしいデザインはそのままで、今回も赤外線通信を使って友達と遊ぶことができます。従来品より、育てるキャラクターや遊べるアイテムが増えています」(ゲーム業界関係者、以下同)
この一般発売に先駆けて、6月29日からは『ビックカメラ』と『アマゾン』のオンラインサイトで予約販売を受け付けているのだが……。
「ビックカメラでは即完売。アマゾンでは売り切れではないものの、一時は定価の5倍近い19,800円で売られていました。発売元であるバンダイの公式サイトでは予約受付していないので、一般販売の前に値段が高騰しています」
こうした事態にSNSでは冒頭のコメントに続き、
《どういうこと? 定価より高すぎない?》
《新作発表と予約販売を同時にしないでほしかった》
《発売元は、この事態をどのようにお考えで?》
といった不満の声があふれている。
なぜ予約販売の事前告知をしない?
そこで発売元のバンダイに『たまごっちコネクション』について聞いてみると、
「アマゾン様で定価以上の価格で予約販売されている商品については、弊社が商品を卸している法人様ではなく“マーケットプレイス”で販売されているものです」(広報担当者、以下同)
つまり、バンダイやアマゾンが発売しているのではなく、『たまごっちコネクション』を予約購入した個人や法人が、アマゾンというECサイトに出品して販売しているものだという。
では、予約販売の事前告知をしなかったのは、なぜか。
「本商品の予約開始は、各法人様にて準備が整い次第としておりましたため、弊社からは各法人様の予約開始を確認後、SNSを通して告知させていただきました」
一般販売前の値段高騰を是正するため、追加の予約販売はあるのか。
「今後の先行販売については未定です。各法人様と打ち合わせしているところです」
2024年の夏は、音楽フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』とコラボしたデザインの商品もフェス会場などで発売される『たまごっち』。ゲーム内容同様に、成長を続けているようだ。