STARTO ENTERTAINMENTのTravis Japanが、今年7月20日から月額制サービス「Talk With Travis Japan」を開始する。事前に収録された映像をAIが制御することで、ユーザーの質問にメンバーが疑似的に回答し、会話ができるという同サービス。
「Talk With Travis Japan」に否定的意見
料金は税込み1100円で、10回分のトークチケットが付与される予定だが、
《AIなんだし使い放題でよくない?ちょっと高いな》
《会話し終わった後猛烈にむなしくなりそう。なんかキツイかも》
《これならインスタライブの方が嬉しいよ。このサービスで1100円はファンが金づるにされてる気がする》
と、否定的な声も多く上がっていた。
「実は2023年にもCD購入者特典として、期間限定で同様の『Talk With Travis Japan』が開催されています。その時は《会話できてめっちゃ癒やされた》《AIとはわかってるけど、化粧してオシャレして会話した!楽しかった》と好評の声も上がっていました。
さらにSNSでは、『こう質問したらこう答える』というような会話の分岐表を作って、全パターンのトークを網羅しようとするファンも登場。深くハマってくれるファンが多かったのも、今回の“月額化”に踏み切った要因なのかもしれませんね」(芸能ライター)
旧ジャニ時代もバーチャルサービスを展開
実は、旧ジャニーズのタレントがバーチャルの姿でファンと接する企画は、昔から実施されてきた。2013年には、V6メンバーの撮りおろし写真を使った恋愛ソーシャルゲーム『ラブセン~V6とヒミツの恋~』が提供されている。
これは、主人公が広告代理店で働くOLとしてV6メンバーと出会い、秘密の恋を育んでいくという内容だった。
「『ラブセン』は2016年にサービスが終了し、ファンからは嘆きの声が続出していました。その後、2018年には『NEWSに恋して』という恋愛ゲームが登場。収録済みの音声ではありましたが、このゲームではストーリーの途中でNEWSメンバーと電話ができるなど、現代のAI会話ツールに近い要素もありましたね」(前出・芸能ライター)
2023年には、俳優の鈴鹿央士の発言を学習したAIチャット「AIおーじくん」がLINEに登場。同年には千原兄弟の千原せいじのAIと会話ができる「AI千原せいじ」もリリースされるなど、AIを利用した芸能人とのコミュニケーションサービスは着実に広がっている。賛否ある企画ではあるが、先入観を持たずにトライすれば意外と楽しめるのかもしれない。