東京での仕事を終え長野の自宅に帰宅した川越達也シェフ

 かつて「川越シェフ」の愛称で一世を風靡した料理人・川越達也氏が、突如としてYouTubeチャンネルを開設。その変わらぬ姿に驚く声がある一方、「やっぱりこの人は苦手」と強い拒否反応を示す人も少なくないようだ。

ネット上で賛否両論となった“問題発言”

 2010年頃からバラエティ番組に登場し、『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)出演をきっかけに大ブレークを果たした川越氏。“イケメンカリスマシェフ”として人気に火がつき、多数のコラボ商品を世に送り出すほどの影響力を持っていた。

「『お願い!ランキング』には、川越氏ら“辛口美食家”が飲食店のメニューを評価する人気コーナーがありました。ここでの歯に衣着せぬコメントが注目を集め、川越氏は一躍お茶の間の人気者に。しかし、2013年にニュースサイト『日刊サイゾー』のインタビューがきっかけで、炎上騒動が起こります。

 川越氏は、『食べログ』などの口コミサイトについて『くだらない』と切り捨て、自身がオーナーを務めていた店に『水だけで800円も取られた』という批判が寄せられたことを告白。そして『当たり前だよ! いい水出してるんだもん』『そういうお店に行ったことがないから“800円取られた”という感覚になるんですよ』などと反論しました」(芸能ライター)

 このコメントについて、ネット上で賛否両論が巻き起こった。

「高級店なんだし、そのぐらい当たり前では?」「800円で文句言う人は高級レストランに行っちゃダメ」などと川越氏を擁護する声もあったが、「客を見下してるようで印象悪い」「テレビに出て有名になったからって調子乗ってる」「もうちょっと言い方ってもんがあるでしょ。割と好きだったけど、一気に嫌いになった」といった“辛口”のコメントが相次ぎ、ネットは大炎上した。

変わらぬビジュアルに「さすが」

「この騒動後、17年頃には川越氏が経営していたすべての店が閉店か休業となりました。メディア出演も激減し、すっかり“あの人は今”状態でしたが、今月13日に突然YouTubeチャンネルとTikTokアカウントを開設。アーティストが一発撮りのパフォーマンスを披露する人気チャンネル『THE FIRST TAKE』のような料理動画を投稿しています。

 また、15日にはSNS上で人気の料理人・リュウジ氏のX(旧Twitter)アカウントに登場。『川越シェフに昔炎上した800円の水で料理作らせてみた』と題し、手際よく冷製ペスカトーレを完成させる川越氏の動画が投稿されました」(前出・芸能ライター)

 タイトル通り、動画内では炎上のきっかけとなった“800円の水”が登場。リュウジ氏が「炎上したお水……」と笑い混じりにツッコミを入れたり、川越氏が自ら「高級なお水を使います」と発言したりする場面もあった。

川越達也シェフ(2010年)

 ネット上では、「川越シェフ、超懐かしい! 元気そうでよかった」「めっちゃひさびさに見たけど、全然お変わりなくてビックリです」「テレビに出てたのって10年ぐらい前だよね? 全く老けてなくてビビった」など、人気者の再登場を喜ぶ声が多い。

 一方、「相変わらずプライド高そうな感じで苦手だわ」「炎上をネタにする感じ、やっぱり人を見下してるよね」「なんで急に出てきたんだろ。もう需要ないでしょ」といった冷ややかな反応も少なくない。

 “イケメンカリスマシェフ”と持て囃されていただけあって、現在も変わらぬビジュアルなのはさすが。しかし、世間の印象も“炎上した川越シェフ”のまま変わっていないようだ。今後の活動で、マイナスイメージを払拭できるだろうか。