日本時間7月14日、3連休の2日目の朝に報じられたドナルド・トランプ前大統領の銃撃事件は、日本のみならず世界中に衝撃を与えた。
容疑者の男性はシークレットサービスにより射殺され、集会に参加していた聴衆1人も死亡。トランプ前大統領も右耳にケガを負い、血を流しながら片手を突き上げて選挙集会の会場を後にした様子は世界中で拡散された。
《人の心がないのか》
日本のメディアもいち早く速報を出し、各局の情報番組やワイドショーが取り上げたなか、不用意な一言で炎上してしまったのが『サンデーモーニング』(TBS系)だ。
「司会を務める膳場貴子さんが速報を伝えた後、『プラスのアピールになりかねない』『共和党、トランプ陣営がこれで結束していくきっかけにもなるかもしれない』と語ったのです。死者やケガ人が出ている状況でしたから、“プラスのアピール”と評してしまったことには疑問が残ります。ネット上では批判の声が相次いでしまいました」(スポーツ紙記者)
膳場が『サンモニ』の司会に就任したのは今年4月のこと。1987年にスタートしたこの長寿番組は、36年半もの間、関口宏が司会を務めてきた。そのバトンを受け継いだ彼女の評判は、これまで決してネガティブなものではなかった。
「局内や番組スタッフからの評価は良好で、番組が明るくなったと評判でした。関口さんが培ったアットホームな雰囲気を継承しつつ、これまで『news23』や『報道特集』で培ったキャスターとしての経験も発揮しています。それだけに、今回の一件は残念でなりません」(TBS関係者)
本人としても反省するところがあったのだろう。放送後には自身のFacebookに文章を投稿し、反省の弁を綴っていた。
《反省するポイントがズレてる》
《言葉にはその人の人間性が出るものだけれど、今日の私は自分のいちばんダメなところが出てしまいました。
堀江貴文さんが、膳場は人の心を持たないのか、と指摘していたと聞かされました。(それ以外にも、ネットに私への批判の声が溢れています)
人命に関わる事件が起きているのに、トランプ氏の命に別状がないと聞いた次の瞬間から、犯人像は?選挙戦への影響は?ということに関心が移って、前のめりになっていましたね。言葉の選び方もザツでしたし、輪をかけて反省。
もっとひとの痛みに共感できる人になりたい、ひとの気持ちを考えられる人になりたい。発する言葉に慎重でありたい。。。反省する一日です。》
だが、この投稿もネット上で広く拡散され、さらに批判が集まってしまっている。
《すごい!一言も謝っていない…》
《言葉の問題ではない。アナウンサーとして不適切》
《反省するポイントがズレてる…》
《「反省する一日」では済みません。来週の番組冒頭で弁明してください》
などと、火に油を注ぐ事態になってしまっているのだ。
「膳場さんはFacebookのアカウントへの友達申請を制限していて、公のSNSとして運用しているわけではなさそうです。過去の投稿を見るとかなりプライベートな使い方をしているように思えます。今回の発言も視聴者を意識したものではなく、ネットで拡散されるとは思いもよらなかったのでしょう。現在はこの投稿が削除されています」(前出・スポーツ紙記者)
早くも修羅場を迎えた膳場。再び“あっぱれ”な司会ぶりを取り戻すことができるのだろうか。