「KRA。K(仮面)R(ライダー)A(ありがとう)ですね」
“出る”という選択肢しかない
DAIGO(46)が「仮面ライダー」の映画に出演する喜びを語った。演じる仮面ライダーガッチャードデイブレイクは、テレビシリーズ主人公の宝太郎(本島純政)の未来の姿。
テレビシリーズで宝太郎の窮地を救った仮面ライダーで、このときは声のみの出演だった。
「ガッチャードデイブレイクの声をやらせていただいたときに、周りからの評判がすごく良くて本当にうれしかったんです。ただ、そうなってくると僕も欲が出てきて、顔も出したいなと思うようになって(笑)
映画の話をいただいたときは、出るという選択肢しかなかったです。46歳になって仮面ライダーに変身できるというのは人生のご褒美みたいなものなので、とてもうれしかったです」
撮影現場では、テレビシリーズに出演するキャストと初対面した。
「“本物だ!”って感じですよ、僕からしたら。本物の宝太郎だ!って。テレビで見ていた人たちが目の前にいることにワクワクしました」
と、現場では大興奮だったよう。さらに映画を手がける田崎竜太監督は、妻・北川景子のデビュー作であるドラマ『美少女戦士セーラームーン』(2003)の監督も務めている。
「妻から、すごくその……『こわいよ』って聞いていたんです。『あっ、そうなの……?』と気を引き締めていったんですけど、実際に現場に入ったらめちゃくちゃ優しくて。
そのころは妻も駆け出しの俳優だったので、監督にお芝居を鍛えてもらったんだろうなと思いました。今回の現場でも若い俳優さんにはアドバイスしたりしていたから、若い人を成長させようっていう気持ちが強い、素敵な方なんだと思います。
ガッチャードデイブレイクは、テレビシリーズのアフレコを元にしながら、監督と一緒にキャラクターを作っていきました。僕にとっては、すごく優しい監督です」
僕だから眼帯がしっくりきてる
仮面ライダーガッチャードデイブレイクの注目ポイントを尋ねると、
「やっぱり眼帯をつけているところですかね。僕が19歳からビジュアル系ロックをやり続けてきたからこそのしっくりきてる感じ、なじんでいる感じっていうのが出せたと思います。
ビジュアル系ロックバンドって、大体は眼帯を通るんですよ。今まで自分がやってきたことが生きているんじゃないかな。やっぱり、いきなり眼帯つけちゃうとなじまないので。
おかげさまで僕はすごくスムーズにつけられて、未来の宝太郎という役柄に入り込めるいいアイテムになったので、ぜひ見ていただきたい部分です」
さらに自身に“刺さった部分”として、
「まず色がカッコいいですよね。“暁の仮面ライダー”っていうのが、もうカッコいい。暁ですよ、暁。キャラクターも現在の宝太郎のような明るさがなく、“いろいろ抱えているんだろうな”と思わせるような、陰を感じる雰囲気がすごく気になります。
現実社会でも、そういう人のほうがモテるじゃないですか(笑)。僕はまったくそういうタイプじゃないから憧れます。子どもたちが、こういう人に憧れるパターンもあると思うんですよ。
あの眼帯をちょっとまねしてみたい、みたいな。『パパ、ママ、今年のハロウィンは眼帯つけたい!』みたいな」
と、演じる仮面ライダーのクールなカッコよさを熱弁。
「多くの人に愛されている仮面ライダーシリーズらしく、子どもはもちろん、大人でも楽しめる映画になっています。夏休みにぴったりな作品なので、家族みんなで見に行っていただきたいです!」
最近のキーパーソンはMSK
息子です!
まだ生まれて数か月の息子がキーパーソン。子どもが2人になって大変なことも増えましたが、成長していく姿を見られるのはうれしいことです。
親としていかに成長をサポートしていくかが大事だと思っているので、妻と一緒に、子どもたちを明るい未来に導いていきたいです。そういう意味では、ガッチャードデイブレイクと思いは同じです!
映画 『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット』
7月26日〜 全国ロードショー