タレント・中川翔子(39)が自身のSNS、YouTubeで「果物アレルギーで唇が5倍に腫れた」ことを明かし、話題となった。医師からは唇の腫れ具合から重度と判断され「もし喉にできたら窒息して死ぬ」と告げられたという。
具体的な種類は明かしていないものの、それまで「好きで、よく食べていたフルーツ」で死に至る可能性もあるとは、なんとも恐ろしい。
果物アレルギー発症の原因は“食べすぎ”!?
同じく「大好物」の果物、さくらんぼを食べたことで、激しい腹痛と止まらない発汗に襲われたのが、俳優の石原良純(62)だ。
《人間が一生で食べてよいさくらんぼの量を超えてしまうと、さくらんぼアレルギーを発症する。ということは、僕はもうさくらんぼが食べられないということか》(『日経グッデイ』連載コラムより。《》部分、以下同)
かつては、ふるさと納税を活用し“世界一さくらんぼを食べる芸能人”を自称、日々《アホみたいにさくらんぼを食べ続けていた》という石原。保冷バッグに入れて持ち歩き、黒糖焼酎に浸して晩酌のお供にまでするほどのさくらんぼ好きだったとも綴っていた。石原は、もともと花粉症や甲殻類アレルギーがある《アレルギー体質》だったという。
「さくらんぼで症状が出たようであれば、シラカンバ、ハンノキなどカバノキの花粉アレルギーがあったと考えられます。通常、花粉に対して免疫が反応し、アレルギー症状を起こしますが、果物を花粉と勘違いしアレルギー症状を引き起こすことがある。これを交差反応といいます」
と教えてくれたのは、アレルギー専門医で京都市にある『くみこクリニック』理事長の向田公美子先生。果物アレルギー発症の原因は“食べすぎ”!?
「要因は千差万別です。石原さんのように食べすぎで発症することもありますし、果物と疲労、ストレス、寝不足や風邪、運動などの組み合わせでアレルギーが誘発されることも。中川さんの場合は、仕事で外国に行っていたタイミングで、仕事と旅の疲れが要因になったかもしれませんね」(向田先生、以下同)
再び食べられるようになるのか
テレビ番組で“超アレルギー体質”であることを明かしていた俳優・赤楚衛二(30)も“フルーツ全般”がNG。番組ではヒスタグロビン注射という治療法で13年ぶりに大好物のイチゴを食べ、喜んでいたが、この治療法はあまり一般的ではなく、エビデンスもないそう。ということは、石原が言うように、一度アレルギーの原因になってしまった果物はもう食べないほうがいい?
「ドクターの指導のもと、食物経口負荷試験を行いながら、少しずつ慣らしていく方法はあると思いますが、自己判断はとても危険なので絶対にやめてください。基本的には、アレルギーが出た食物は避けたほうが安全です」
この時季、おいしいフルーツが食べられなくなってしまったとは残念だが、さくらんぼ、桃、りんごなどのフルーツにとどまらず、小麦、米、大豆、ナッツ、甲殻類など数多くのアレルギーがあるのが芸人・狩野英孝(42)だ。
“外食はほぼできない。普段は肉と魚を食べて生きている”と公言する彼だが、栄養は偏らないもの?
「イヌイットもそうですが、肉食の生活でも健康でいられます。“これが食べられない”ではなく“これが食べられる”と前向きにとらえることが大事ですね」