日本プロ野球界の“夏の風物詩”とも呼べるオールスターゲーム。7月23日にはエスコンフィールドHOKKAIDOで初のオールスター戦が開催されることを記念し、12球団の出場選手たちが球団マスコットとともに登場する「ブルーカーペットショー」が催された。
ユニフォーム着てる方がかっこいい
ユニフォームを脱いで私服姿を披露した選手たちに対し、ネット上では
《なんだろう、絶妙なダサさを感じてしまう……》
《ユニフォーム着てる方が断然カッコよく見えるわ》
《スーツ姿の中日・マルティネスみたいに外国人選手は私服姿も映えるんだけど、日本人選手ってあんまりセンスないね》
と不評の声が。選手は思い思いの衣装に身を包んでおり、スーツやポロシャツ、Gパンスタイルのラフな格好まで出で立ちはさまざま。大勢のファンを前に気楽に過ごすイベントとはいえ、思わぬ方向からケチがつく結果となったようだ。
「背格好から差がある外国人選手と比べると、日本人選手は余計に控えめに見えてしまうのかもしれませんね。そんな日本人選手でも、ひときわ目を引いたのが東北楽天ゴールデンイーグルスの辰己涼介選手。真っ赤なジャケットとパンツ・黒い丸縁のサングラス・手にペンライトという出で立ちで、《まずは何から聞こうか……》と戸惑っていたインタビュアーに《私服で来ただけなんで》とクールに答えています。ただ、一部ファンから《スベってる》という指摘も聞こえてきましたが(笑)」(スポーツライター)
本場アメリカ・メジャーリーグではレッドカーペット
日本プロ野球界はブルーカーペットだったが、本場アメリカ・メジャーリーグでは7月17日(日本時間)に球宴前のレッドカーペットが開かれたばかり。スタープレイヤーが続々とおしゃれにキメた衣装を披露したほか、ドジャースの大谷翔平選手が真美子夫人を伴って登場したことでも注目を集めた。
しかも大谷選手のジャケットの裏地は、愛犬デコピンの顔で埋め尽くされているという驚きの演出を加えている。メジャーリーグのレッドカーペットからあまり日が経っていないこともあり、ブルーカーペットについて《ショボい》《安っぽい感じ》という声も……。
とはいえ、ブルーカーペットの開催を喜ぶ野球ファンがいるのも事実。ペナントレースとはひと味違うオールスター戦を楽しみにしているファンはもともと多く、さらに選手たちのリラックスした表情や私服をチェックできる機会は貴重といえるだろう。
「日本人選手のスタイルが不評を買ったブルーカーペットですが、BIGBOSSこと北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督の名前を持ち出す人も相次いでいます。新庄監督といえば、現役時代から“日本球界のおしゃれ番長”と呼ばれるほどの人物。今回のイベントを受けて、《新庄に選手の私服をコーディネートしてあげてほしい》という声が寄せられていました」(前出・スポーツライター)
以前から人気低迷・ファン離れが指摘されている日本プロ野球界。ブルーカーペットのような選手とファンの距離が近いイベントにも力を入れることで、低迷脱却のきっかけになるかもしれない。