8月31日~9月1日に放送予定の『24時間テレビ47』(日本テレビ系)。今年のチャリティーマラソンランナーにはピン芸人のやす子が抜擢された。『24時間テレビ』のチャリティーマラソンといえば、グランドフィナーレでの“感動的なゴール”を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、過去には様々なトラブル・事件が相次いでいる。
史上初の“放送時間外”ゴール
1996年放送の第19回『ONE LOVE ~つなげよう!ひとつの愛~』では、俳優の赤井英和がランナーを務めた。元プロボクサーで当時37歳という若さの赤井だったが、『24時間テレビ』史上初めて放送時間内にゴールできない事態に。日本テレビは急遽“放送時間延長”を決定。異例の対応で赤井のゴールシーンを放送することとなった。
「実は、1996年の企画は一般応募ランナー600人とタスキをつなぐ大規模なリレー形式でおこなわれていました。アンカーである赤井さんにタスキが渡った時にはすでに予定の出発時間をオーバー。結局赤井さん一人ではこのタイムロスをまき返せず、放送予定時間を超えてのゴールになってしまいました」(芸能ライター)
「つなげよう!ひとつの愛」というテーマに絡めたリレー企画ではあったが、思わぬ結果となってしまったようだ。案の定、翌1997年のチャリティーマラソンではリレー形式を取りやめ、通常のマラソンをおこなっている。
赤井の場合は放送時間延長でなんとかゴールできたものの、ゴールにまで辿り着けなかった年もあるようだ。
間寛平の途中棄権
「初代ランナーで、チャリティーマラソンの代表的ランナーともいえる間寛平さんですが、実は『24時間テレビ』史上唯一の“途中棄権”を経験しています。今となっては考えられない話ですが、マラソン企画第1回目の1992年は、事前に出発地やマラソンルートを公開していたんです。
そのため、沿道に見物人が溢れ返る事態に。交通の妨げになるとして、寛平さんはやむなく途中リタイアとなってしまいました」(前出・芸能ライター)
また最近でいうと、2年連続で動画配信者がマラソンに乱入するというハプニングも。2022年にはEXITの兼近大樹、2023年にはヒロミのすぐ近くまで乱入者が接近。2年連続で同じ配信者が乱入していたため、《安全対策はどうなってるんだ》という声も上がっていた。
チャリティーという名目もあり、何かと物議を醸しがちなマラソン企画。厳しい暑さの中での開催には疑問の声も上がっているが、まずはやす子が無事ゴールできることを祈りたい。