宮根誠司

 パリオリンピックの柔道男子66キロ級で2連覇した阿部一二三が4日放送の『Mr.サンデー』に現地フランスのスタジオから中継で出演。その時のMC宮根誠司との掛け合いが問題視されている。

宮根誠司の質問に冷静回答

阿部一二三選手、詩選手

 番組内では、宮根誠司が阿部に対し、「一二三選手、話が早いですけど、4連覇して野村(忠宏)さん超えなんでしょ?」と半ば強引とも取れる質問が飛んだ。それに対して阿部は「野村さんの3連覇にリーチをかけられたので、まずは次のロサンゼルスで3連覇して野村さんに並びたいなと思います」と冷静に答えたのだ。

 スタジオにいた野村忠宏氏からは「これからロスまでの4年間は年齢も重ねるし。ケガも増えるだろうし。減量も苦しくなるだろうし。ライバルも誕生するし。いろんな変化がある。3連覇への道っていうのは今まで以上に過酷な道になる」とフォローとも取れるコメントも。

 その様子にネットからは、質問する姿勢を問う声が上がっている。

《もっとアスリートにリスペクトを感じるインタビューをして欲しい》

《宮根、軽々しく言うなよ》

《今は考えられるわけも、考えたくもないだろうに…そっとしてあげなさい》

 選手へのインタビュー時、アナウンサーやタレントの姿勢に疑問の声が上がるのは今回だけではない。

松岡修造も炎上

松岡修造

「パリ五輪では、松岡修造氏が8月1日に行われたバスケットボール女子、日本対ドイツ戦のハーフタイム中に、日本代表主将の林咲希選手にインタビューをしてしまったことがSNSで炎上しています。“熱さ“が売りの松岡氏ですが、今回ばかりはさすがに反感を買ってしまいましたね」(テレビ局関係者)

 オリンピックに命をかけている選手への声掛けやマナーは、視聴者の目も厳しい。

「今回の五輪は、NHKの中川安奈アナの服装が物議を醸したことから始まり、オリンピック開始直後から、数々のインタビューアーのマナーや言動について問題視されています。

 インタビューでは報道する側として、選手が感じている瞬間的な気持ちを聞きたい、伝えたい、という気持ちはわからなくはない。しかし、最低限の気遣いは持っておきたいものですね…」(スポーツ紙記者)

 開催期間も残りあと1週間となったパリ五輪を気持ち良く締めくくれるか。気遣いとマナーある対応を求めたいところだ。