もうすぐ7周年を迎える『新しい地図』稲垣吾郎(50)。アイドル、俳優、アーティスト……いろいろな顔で、最高のエンターテインメントを届け続けてくれる。今回はグループ内でも特に几帳面なイメージのある稲垣に掃除好きの所以を聞いてみた─。
丁寧な暮らしといえば稲垣吾郎
「やっぱりホコリがたまるとストレスもたまるよね」
新しい地図の中でいちばん“丁寧な暮らし”という言葉が似合う稲垣。そもそも掃除好きの起源は?
「若いころはあまり興味がなかったけど、きれいにした気持ちよさに気づくと、元には戻れないというか。あと親が日曜の午前中、ずっと掃除してたからその影響もあるのかな?」
早起きの稲垣の朝は、まず掃除から始まる。
「猫が3匹いるから、3個のトイレや餌まわりをきれいに。毛もけっこう落ちるから部屋の掃除もして。あとは猫のお世話や植物の手入れ。30~40分くらい? 苦じゃないし、それで目が覚める。そこから散歩に行ったり、朝ごはんを作ったり」
最近の料理は、オクラやミョウガなどの夏野菜が大活躍だという。憧れしかない素敵なライフスタイルだが本人は、
「そんなことないです。全然徹底してないですよ。何事も“絶対こうじゃなきゃ”って決めつけるのはあまり好きじゃない。丁寧であることが快適だからやっているだけ。それが心身の健康にもつながると思うし、飛躍するけど地球環境や未来のためにもなっていくんじゃないかな」
ドラマや映画での好演
仕事面では、ドラマ『燕は戻ってこない』(NHK総合)や映画『あんのこと』での好演が話題を呼んだ。
「話し合ったり、世の中を見つめ直すきっかけになる作品たちだと思うので。いろんな感想をいただけて本当にうれしいです。そのためにやっているという面もあるしね
今後やってみたい役柄を尋ねると、
「呼んでいただければ、どんな役でも。『燕は戻ってこない』で、また新しいイメージを持ってもらったなら、それが次の仕事につながったらいいなと思うし。俳優の仕事って代わりはいっぱいいるけど、それでも自分にしかない味や色合いはなくはないと思うので。演じることは楽しいしね。一応メインとして今やっていることなので、これからもいろいろやりたいです」
海にまつわる思い出は?
「最近、行ってないなぁ。少し前はドライブで鎌倉や千葉に行って写真を撮ったりしていたけど。昔は東南アジアにも行ってたなぁ。あのジメッとした感じがいいよね。特にバリ島は“神々の住む島”といわれるだけあって、神々しくて心が洗われる。
ただのリゾートじゃなく、芸術の島でもあって。美術館も多いし、ケチャックダンスやバリの音楽も好き。ガムランの音にすごく惹かれるんだよね。ウブドの棚田の景色もいいんだよなぁ。あー、すごく行きたくなってきた!!」
SPドラマ『ほんとにあった怖い話』8/17放送(フジテレビ系)
FMラジオ『THE TRAD』毎週月曜・火曜午後3時~(Tokyo FM)
ヘアメイク/金田順子
スタイリング/黒澤彰乃
衣装協力/ネフォロジスト、パントフォラ・ドーロ(アドナスト ミュージアム)