フワちゃん

 フワちゃんが自身のXに投稿した、お笑い芸人のやす子に対する“暴言”騒動。8月4日に投稿された直後に削除されたものの、“死”を連想させるその内容は大きく拡散された。

ラジオ降板、教科書から写真削除

「フワちゃんはやす子さんに直接謝罪を行ったようで、8月8日には自身のXで謝罪文を公開。翌日にはやす子さんがXにて、《SNSは明るい言葉を発信したいと思っているので、今後は言及しません》と投稿したことで、とりあえず両者の間での騒動は終わりを迎えたといっていいでしょう。

 しかし、フワちゃんに対するバッシングはまだまだ収まる気配が見えません。謝罪文では問題となった投稿が操作ミスによるものだと説明がありましたが、あまりにも苦しい“言い訳”だと批判されています」(ワイドショースタッフ、以下同)

 世間からのイメージダウンは仕事にも多大なる影響を与えている。

「8月5日に放送予定だったニッポン放送のフワちゃんのオールナイトニッポン0』は放送休止に。9日には番組からの降板が発表されました。また、来春から中学の家庭分野で使われる予定の開隆堂出版が発行する教科書から、フワちゃんの写真が削除されたことも明らかに。

 こうした動きが広がったことでテレビ局も対応に追われていると思いますよ。8月11日には日本テレビの『行列のできる法律相談所』への出演が予定されていて、現時点で局側は変更予定はないとしていますが、出演シーンのカットなどの対応は十分に考えられます」

 テレビ局の対応はスポンサーの意向が大きいとされている。フワちゃんを広告起用していたGoogleは、《他者を尊重しない行為に関しては厳格なポリシーを有しています》としてCM動画を非公開にした。この対応を見習った他の企業も追随するならば、テレビからフワちゃんが姿を消すこともあり得ない話ではない。

 だが、このGoogleの迅速な対応のウラには別の事情があるのでは、とSNS上で騒がれているという。

『Twitter for iPhone』

「Xの前身、Twitterではツイートソースラベルという機能がありました。これはiPhoneやAndroid、Webなど、どのデバイスで投稿されたのかを表示するものです。『Twitter for iPhone』と表示されていれば、その投稿はiPhoneからされたもの、という具合。

 現在この機能は通常では使用できない状態ですが、ネット上で『irucabot』というユーザーが公開しているツールを使うと、ツイートソースラベルが閲覧できるとされています。このツールを使ったとあるユーザーが、8月4日のフワちゃんの投稿を確認したところ、『Twitter for iPhone』と表示されていたとのこと。彼女はGoogleのスマートフォン『Google Pixel』の広告塔でしたから、投稿内容だけでなく他社製品を利用していたこともGoogleに問題視されたのでは、と憶測が広がっているのです」(ITジャーナリスト)

 実際、ネット上では、

《Googleさん妙に激オコな理由はこれでしたか…》
《CM打ち切った理由って、間違いなくこれでしょ。飼い犬に噛まれたようなもん》
《ライバル企業の製品使われてたら裏切られた気になるわ》

 などと指摘されてしまっている。

現在は削除された、フワちゃんが投稿したとされるやす子への“暴言”

『週刊女性PRIME』がこのツールを使ってフワちゃんのXを確認してみると、確かに8月4日と8月5日の投稿に『Twitter for iPhone』の表示が確認できた。ところが、8月8日の謝罪文投稿は『Twitter for Android』となっている。憶測が広がったことを受けて、投稿に使う端末を変更したのだろうか。

 ツールを提供している『irucabot』さんに、真偽のほどについて話を聞いた。

確認したところ、間違いありません。また、過去のポストも確認しましたが、ほとんどiPhoneから投稿されていました。このような形で私が過去に作ったツールが注目を浴びていることには驚いています。拡張機能については1日のインストール数が数十件から600件ほどまで増えました。

 フワちゃんの騒動に関しては、謝罪文中に言い訳のような文言が含まれているなど、本当に反省しているのか疑問に思うところがあります。SNSを使う際には、発言に責任を持ち、しっかり考えてから発言してほしいと思いました」

 失ったものはあまりにも大きい。