《夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー。汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい…》
8月8日、『X』にこのような投稿をしたのは、フリーアナウンサーの川口ゆり(29)。
《不適切投稿》で契約解消
「世間的な知名度はそれほどありませんが、投稿は広く拡散。主語を“男性”と大きくし、また女性については言及しておらず、“男女差別”だという意見が多く、結果的に炎上する事態に」(ウェブライター)
川口アナは投稿を削除し謝罪したが、所属事務所はこの投稿について、《異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為》とし、契約解消を発表した。
「男性だけが臭いと読める文章はよろしくなかったと思いますが、夏場の電車内などで主に男性のにおいに困った経験のある人は少なくないでしょうし、男性でさえ共感する人も少なくなかったはず。8日の投稿から騒動はまだ続いていますが、先日、日本において最もにおい問題が表面化するといっていいイベントがあって……」(同・ウェブライター)
『コミックマーケット』、通称コミケ。世界最大の同人誌即売会であり、“オタクの祭典”と呼ばれる。夏と冬の2回行われ、今年の夏のコミケは8月11日・12日に開催。2日間で26万人もの参加者を集める盛況ぶりだった。コミケで毎年のように語られるのが、川口アナが言及&炎上した夏場のにおい問題だ。
「来場者が多いこと、行列に並ぶ場合も多いこと、そもそも真夏で気温・湿度が高く発汗しやすいこと、そして参加者のオタクたちの“熱量”、それらさまざまな要素が絡み合い、会場はすごい熱気。その熱気で“雲”のようなものができるのですが、“コミケ雲”と呼ばれています」(コミケ参加者)
「女性でもいますよ、臭い人」
今年もSNSでは会場の東京ビッグサイト方面に向かう電車から《すでに臭い》という声、一部の企業系ブースがほかと比べて異常に臭いなどの報告が。売り手側でコミケに参加した経験のある男性が、そのにおいを語る。
「お客さんと接し、列の整理などの経験もありますが、臭くて鼻が……というレベルを超えて、もう目にくる、染みるというレベルの男性がいるのも事実。原因はさまざまあり、単純に清潔にしていない、きちんと洗濯していない、対策(制汗剤)をしない、などなど。“生乾き×汗”みたいなにおいの人は多いですね」
当人たちは気づいていないのでは、とも感じるという。
「話しかけてくるお客さんも多いのですが、“今年も臭い人多いよね”と言う人がわりといる。“自分は臭くないけど”という前提でしょうが、いや、あなたもバリバリにおってます、と。汗は服に蓄積していくものなので、時間がたつとにおってくる。でも洗濯しているから大丈夫と思っている……。もちろん客側の参加者は男性のほうが多いので当然におうのも男性のほうが多いですが、普通に女性でもいますよ、臭い人」(同・売り手側のコミケ参加者)
川口アナの言うように、それぞれ“ご事情”は当然、考慮されるべきでありつつも、一定以上の清潔さはエチケットだろう。もちろんそれは男女とも……。