7月4日に、秋田県の由利本荘総合防災公園ナイスアリーナで開幕した『ディズニー・オン・アイス』。9月23日にかけて、全国11都市での公演が予定されている。
ディズニー・オン・アイスとは、ディズニー作品のキャラクターに扮したフィギュアスケーターが、作品の世界観を氷上で表現するミュージカルショーのこと。1981年にアメリカにて初演が開催され、これまでに世界75か国以上で上演されてきた歴史がある。
日本では1986年から公演がスタートし、総公演回数は6000回を突破しているとのこと。夏休み期間と重なることもあり、毎年多くの子どもたちがコスプレ姿で来場するなど、多くのディズニーファンに愛されてきた。
《かき氷3200円》
そんなディズニー・オン・アイスにも“物価高”の波が押し寄せてきているという。
「会場にもよりますが、今年のチケット代はプレミアム席で1万3000円、S席で8000円、A席で5000円程度に設定されていて、コロナ禍前に比べると大体2、3000円ほど値上がりしています。ただ、値上げに関しては他の舞台やミュージカルなどでも同様の現象なので、不当に高くなっているという印象はありません」(エンタメ誌ライター、以下同)
家計にとっては悩ましいことだが、我が子の笑顔のためなら痛い出費にはならない。しかし、そうして会場を訪れた親たちの前に立ちはだかるのは“グッズ”だ。
「最近、ディズニー・オン・アイスの公演を観に行ったというXのユーザーが、会場で売られていたグッズの価格に言及した投稿が話題となっています。開演前の会場内ではフードが販売されていたようで、投稿によれば《わたあめ2800円 かき氷3200円 ポップコーン2900円》だったとか。《初見だったので流石に震えました》と、その価格設定に驚いたと語っていました」
《桁一つ多くない?》
フード単体であれば考えられないような高価格だが、実際はディズニーのキャラクターをあしらったマグカップやバケツといった限定のスーベニア付きだそう。とはいえ、その価格に衝撃を受けたネット上のユーザーからは、
《アホすぎる値段設定》
《桁一つ多くない?》
などという声が寄せられていた。また、ディズニー・オン・アイスのファンからも、
《オンアイスで食べ物は買わない事にしています》
《我が家は席を重視なので、物販は寄らない》
《子供分買ってる家は富豪かと思ってます》
と、会場で購入しないよう気をつけているという声が。
「こういったグッズは会場でしか買えない限定商品ため、ファンからの人気はある程度高いみたいですよ。それに、ディズニーランドやディズニーシーで売られているポップコーンも、バケット付きだと同じくらいの価格です。
ディズニーファンの期待に応える商品ではあるのでしょう。ただ、もし会場に子どもを連れて行ってねだられたりしたら……考えるだけで頭が痛いですね(笑)」
夢の国への入国のハードルは、年々上がり続けている。