矢口真里、中丸雄一、渡部建

 中丸雄一(40)が橋本環奈似の女子大生とアパホテルで密会、と報じられたのは8月初旬。1月に元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜(32)と結婚したばかりの彼の愚行に非難が集中したが、それ以上にアキれられたのが密会の中身。相手を路上でナンパし、20回以上も誘った上で連れ込んだのが格安のビジネスホテル──。

 お金をかけた不倫が褒められる、というわけでは決してない。しかし、KAT-TUNのメンバーとして一世を風靡したアイドルの所業としては、あまりにもしょぼく思える今回の密会騒動。

 ただ、振り返ってみると芸能人らしからぬ不倫で、世間から嘲笑された人たちも少なくない。そこで今回、全国の30代~60代の男女500人にアンケート調査を実施。芸能人たちの、あまりにも“しょぼい”と記憶に残る不倫騒動を誌上でプレーバック!

“しょぼ不倫”ランキング

 5位にランキングされたのが、2013年に“クローゼット不倫”で世間を騒がせた矢口真里(41)。不倫相手を自宅に連れ込んだ矢口だったが、そこに夫の中村昌也(38)が帰宅。慌てた“間男”がクローゼットに裸で逃げ込むも、中村に見つかってしまった。

「旦那と一緒に住んでいる自宅に連れ込むなんて、アホかと思った」(神奈川県・女性・43歳)

「時間もお金も、手間すらかけない厚かましさと貧乏くささ」(埼玉県・女性・56歳)

 まさに“事実は小説より奇なり”といった騒動だった。

「不倫相手と夫が自宅で鉢合わせなんて、下手な小説のよう(笑)。結局、矢口と中村はこれがきっかけで離婚しましたが、矢口はこのときの不倫相手と'18年に再婚しました」(スポーツ紙芸能記者)

 今は2人の子どもの母親となった矢口。自らの騒動をネタにするときもあり、そのくらいの“強さ”がないと芸能界では生きていけないのかも。

 4位には矢口と同様、自宅に相手を招き入れていた斉藤由貴(57)。家族ぐるみで親交のあった医師との、いわゆる“パンティーかぶり不倫”だ。斉藤の自宅と思われる場所で、不倫相手の医師が女性の下着を頭にかぶっている写真が流出する事態になった。

「アイドル時代に好きだっただけに情けない」(埼玉県・男性・56歳)

「不倫の嫌悪感以上にしょぼさが目立っている。パンツをかぶったからどうだというのでしょうか」(大阪府・女性・53歳)

「スクープとして手つなぎ写真が『週刊文春』に掲載され、そのとき医師は不倫関係を全面否定。しかしその後、写真誌に自撮りのキス写真が掲載されました。

 それでも医師は“写真はコラージュ”と強気だったのですが、とどめを刺すようにパンティーをかぶった姿が流出。そこで医師も斉藤も不倫の事実を認めました」(前出・スポーツ紙芸能記者)

 パンティーをかぶった写真の後ろに斉藤の家族写真が写り込んでいたことで、撮影場所が斉藤の自宅と特定されたとか。往生際の悪さも相まって、かかなくてもいい恥をかく結果に……。

お金を使わずに遊びたい!?

 そして3位は、'17年にグラビアアイドルとの不倫が報じられた“元祖アパホテル不倫”の袴田吉彦(51)。初めは2万円のホテルに入ったが、それからは格安のアパホテルを常用し、しかもポイントカードにポイントを貯めるセコさを相手から暴露された。

「不倫という後ろめたい行動でも、ポイントカードを提示する神経が信じられない」(東京都・女性・57歳)

「不倫相手から“もっと高級ホテルに行きたかった”と不倫騒動の後に言われるしょぼさ」(神奈川県・男性・55歳)

 当時、日給100万円だったという袴田。堅実というか、セコいというか……。

「相手の女性は、ホテル代も自分が払っていたと暴露しました。それでポイントは自分がもらっていたのですから、しょぼすぎますね」(前出・スポーツ紙芸能記者)

 そして袴田から“2代目アパ不倫”を引き継いだ(!?)中丸が2位にランキング。さらに、ホテルでの逢瀬の後、タクシー代として渡した額が7000円ということもツッコミどころに。

「1万円ではなく7000円という金額にしょぼさを感じます」(京都府・女性・38歳)

「売れているタレントのくせに、やっていることがセコい。何回も誘ったあげくにタクシー代が7000円なんて理解できません」(東京都・女性・46歳)

 今回、中丸は不倫ということは否定しつつも、疑われる行動をとってしまったと謹慎することを発表した。

「それはそれで恥ずかしいですよね。だって、1年ほど前に路上でナンパして以来、何回も誘ってフラれ続けているわけですから(笑)。しかも渡した7000円が、財布の中に入っていた全財産ということまで報じられてしまいました」(前出・スポーツ紙芸能記者)

 キャッシュレスの時代とはいっても、口説きたい女性に渡す最低限度のお金くらい、持っていたほうがいいのでは?

 そしてダントツで1位に輝いたのは'20年、“多目的トイレ不倫”として嫌悪の対象にもなった渡部建(51)。女性を呼び出し15分ほどで自身の“欲望”を満たすと、「またね」と1万円を渡してサヨナラ。その逢瀬の場所がホテルではなく、多目的トイレだった。

「これがしょぼくなくて、ほかにどんなしょぼい不倫があるというのか」(東京都・男性・68歳)

「そもそも場所代も払わず、トイレで済ませるという考え自体がしょぼいしセコい」(福岡県・女性・52歳)

「グルメにかけるお金はあっても、浮気相手にかけるお金はないのかな、と思ってしまいました。それだけの価値しかなかったのかと思うと、相手の女性がかわいそう」(大阪府・女性・35歳)

 など、ゲスい渡部の行動に非難とアキれる声が集中した。

「ビートたけしが、女性に1万円を渡したことに“デリヘル、売春と変わらないじゃないか”と苦言を呈していました。確かに相手に対しての愛情がなく、欲望を満たすだけにしか見えないですよね。渡部の中では不倫という感覚すらなかったのかもしれません」(前出・スポーツ紙芸能記者)

 5位までのランキングに入らなかった“しょぼ不倫”として、'19年に自身が所有する車の中で浮気した原田龍二“4WD不倫”や、'20年に4000円のラブホを利用していたと報じられた、鈴木杏樹&喜多村緑郎などの名前も次点として上がった。

 プライベートにはお金をかける、またそれだけ稼いでいるというイメージがある芸能人。不倫に限らず、見えないところでのお金のかけ方も気にしないといけないとは、芸能人もラクではない──。

“しょぼ不倫”ワースト5

1位 渡部建 多目的トイレ不倫 164票

2位 中丸雄一 タクシー代7000円不倫 69票

3位 袴田吉彦 元祖アパホテル不倫 55票

4位 斉藤由貴 パンティーかぶり不倫 36票

5位 矢口真里 自宅クローゼット不倫 35票