今年1月に日テレ女子アナだった笹崎里菜(32)と結婚し、幸せな新婚生活を送っていると思われていたKAT-TUN・中丸雄一(40)。『週刊文春』が報じた女子大生とのホテル密会不倫スキャンダル、世間を賑わせた報道から数週間が経った。
中丸のナンパ不倫、世間の反応
さまざまなメディアがこの騒動を報じたが、ネットニュースのコメント欄に多かったのは、次のような一般人の声だ。
《何か卓越した才能があるとか、誰もがうらやむ見た目をしてるとか、めちゃくちゃ面白いという事ではなく、この人に感じていたのは安心感と安定感だったと思う。だから今後出られても「不倫、しかもアパ、しかも路上ナンパ」というのがどうしても出てくるので需要がなくなるとおもう》
《クリーンなイメージが売りだっただけに今後の芸能活動きびしいよな。 残念だけど、もう第一線では無理だね。3流芸能人ぐらいからの出発になるんだろうな。 あと離婚もするんだろうな》
《結婚して間もないのにナンパとか、密会とか、人間性疑います。 私なら、「信用できない夫」の妻なんてやってられない》
今回はこのスキャンダルを総括する意味で、中丸の不倫劇のなにが前代未聞だったかを分析していきたい。
これまでも旧ジャニタレの不倫報道はあったが……
まずはなんといっても、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の現役活動中グループに所属し、なおかつ既婚者でもあるメンバーによる不倫劇だったことのインパクトは絶大だったろう。
旧ジャニ時代から所属アイドルの不倫スキャンダルが報じられることはたびたびあった。
10年以上前までさかのぼると、現在は結婚して夫婦になっているV6(当時)の岡田准一(43)と宮崎あおい(38)の不倫スキャンダルが2011年に報じられていた。岡田は独身だったが宮崎が既婚者だった。
2018年の関ジャニ∞(当時)・錦戸亮(39)が子を持つ一般人の人妻と不倫しているという報道や、2019年のジャニーズJr.(当時)・秋山大河(32)による某既婚女優との不倫疑惑などを記憶している人もいるだろう。
ただこれらは女性側が既婚者で旧ジャニタレ側は独身というケースだ。
一方、中丸と同じく、旧ジャニタレ側が既婚というケースもあるにはある。
けれどそれらは、すでに事務所を退所しており実質解散状態だった少年隊・植草克秀(58)が、30代後半女性とラブホ通いをしているという2022年の報道などで、現役でグループ活動をしているタレントではなかった。
ちなみに植草は過去にも不倫疑惑が飛び出していたが、それは2010年以前の情事だったようで一昔前。“現役活動中グループの既婚者メンバー”である中丸が起こした不倫劇が、近年でいかに前代未聞でショッキングだったかおわかりいただけただろう。
ダサさの5段重ねで“ダサさの総合商社”状態
中丸のスキャンダルは、“ダサさ”が際立ったことも前代未聞だった。
旧ジャニタレの女絡みのゴシップは珍しくないが、たいていは「彼らがいかにモテるのか」という裏付けになるような報道が大半。女優や女性アイドルといった誰もが知る美女が相手だったり、港区の会員制バーで女性側から熱心に言い寄られていたりと、「やっぱりジャニーズはめっちゃモテるのだ」とため息が漏れるような報道ばかりだったはず。
しかし、中丸は“新婚なのにチャラ遊び”、“女子大生を路上ナンパ”、“誘いを断られること20回以上”、“密会場所がアパホテル”、“帰りのタクシー代は7000円”と、ダサさの5段重ね。
これまでの旧ジャニタレのゴシップのなかにも、口説き方が強引だったり、報道にだんまりを決め込んだりと、ダサいと思われる振る舞いはあったが、今回の中丸のようにここまで“ダサさの総合商社”状態なのは前代未聞である。
屈指の“苦労経験グループ”のメンバーなのに
また、KAT-TUNのメンバーやファンの心情を思うと、今回のスキャンダルがかなりつらいものだったことは想像に難くない。
KAT-TUNは2006年のCDデビュー当時、6人組だった。だが2010年に赤西仁(40)、2013年に田中聖(38)、2016年に田口淳之介(38)が脱退。現在は亀梨和也(38)、上田竜也(40)、そして中丸の3人体制。
一人、また一人とメンバーが抜けていったことや、元メンバーが薬物逮捕されるといった事件もあり、KAT-TUNはSTARTO ENTERTAINMENT内で屈指の“苦労経験グループ”。残されたメンバーやファンはなにか起こるたびに胸を痛めていたはず。
情報番組『シューイチ』(日本テレビ系)で長年コメンテーターを務めている中丸は、他グループのメンバー脱退についてコメントをすることもあったため、騒動が起こるたびにファンが傷心していることを誰より知っていたはずだが……。
いずれにしても中丸は、KAT-TUN界隈で何度も起こった騒動で苦渋を味わっただろうし、だからこそファンを一番に慮れたはずだと思うのだが、そんな立場の人間がファンを悲しみのどん底に叩き落したという意味でも、前代未聞だったと言わざるを得ない。