大勢のエキストラやスタッフに囲まれた上戸彩。政府の闇を暴くニュースキャスターを演じる

 8月下旬の平日、朝の成田空港にできていた人だかりの中に、上戸彩を発見! どうやら大規模な撮影が行われていたようで、

「冬の設定なのか、厚手のコートを着込んだ上戸さんが、国際線のロビーで20人ほどのエキストラに囲まれていました。上戸さんが男性の俳優さんに深刻そうに何かを話して、その男性が“ありがとう”と、お礼を言うシーンを撮影していたようです。気温が高い日だったので、すごく暑そうでしたが、撮影が始まるとそんなそぶりは見せず、さすが女優さんですよね」(目撃した観光客、以下同)

話題作の続編

 しばらくすると、空港で働く人たちも続々と集まってきたという。すると、津田健次郎が姿を見せた。

「赤いダウンジャケットを着ており、上戸さんたちとすれ違うシーンを撮影していました。津田さんは、上戸さんと敵対している役のように見えました。ダウンジャケットは暑かったようで、撮影が終わるとすぐに半袖にサンダルといったラフな格好に着替えていました

 何の作品のロケが行われていたのかというと、

大沢たかおさんが主演兼プロデューサーを務める『沈黙の艦隊』です。'23年9月に映画が公開され、'24年2月には未公開シーンなどを加えた“完全版”が『Amazonプライム』で配信されました。すでに続編の制作も発表されており、その撮影が行われていたようです」(芸能プロ関係者、以下同)

心境に変化

 上戸は'23年6月に第3子となる男児を出産。3児の母となって初めての公の場が、この映画の舞台挨拶だった。

「現在、上戸さんは子育てを優先しており、仕事をセーブしています。特に、3人目のお子さんが生まれてからは、これまで以上に育児がハードになって、常に寝不足の状態だそうです」

 '15年に誕生した長女はダンスや新体操といった複数の習い事をしており、

「その送り迎えに加えて、ほかのお子さんの予定もあるので、上戸さんは仕事のスケジュールを入れるのがかなり難しいといいます。そのため、泣く泣く諦めた仕事もあったそうです」

上戸彩

 では、どうして『沈黙の艦隊』には出演するのか?

「“ワーママ支援”に背中を押されたそうですよ。この作品のプロデューサーの一人が“子育てをしている役者のために働きやすい現場をつくりたい”と、ワーキングママでも撮影に集中しやすい環境を整えてくれたんだとか。それに、働くことは子育ての気分転換にもなりますしね」

 心境の変化もあったようで、

「これまでは、どちらかというと上戸さん自身に近い等身大の役を演じることが多かったそうですが、最近は社会的に意義のある作品や役柄に関心があるといいます。そのため、原子力潜水艦を巡って、戦争や国際関係などが盛り込まれたストーリーには魅力を感じたのでしょう」

 女優として、ずっと“沈黙”することはなさそう!