2023年4月上旬、イタリアの高級ファッションブランドのイベントに参加していた永山絢斗

 永山瑛太の弟で俳優の永山絢斗が、所属事務所を独立することが判明。9月2日に、事務所の公式ホームぺージで退所が発表された。

垣間見えた事務所の優しさ

永山絢斗(34)大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された。兄で俳優の永山瑛太(40)は「許さない」と激怒

 事務所の発表には《2024年8月31日をもちまして円満に退社する事になりました》《本人の希望に賛同し、弊社からの独立となった次第でございます》など、永山を思いやるような文言が並び、“円満退社”を強調しているようにも見える。これに世間からは、

《事件起こしたのに解雇もされず円満退社って、事務所の優しさがすごい》

《実質クビでしょ。独立っていうテイにしてくれたのは事務所の恩情だろうね》

《事務所も相当迷惑こうむってるだろうに、解雇じゃなく独立にしたのは懐が深いな》

 といった声が続出している。

「事務所からのお知らせにも《皆さまにご迷惑とご心配をかけた2023年の夏から、早いもので一年以上の年月が過ぎました》という文言があるように、今回の件で永山さんの“事件”を思い出す人が多いようです。昨年の6月に、自宅で大麻を所持したとして逮捕された永山さん。9月には執行猶予付きの有罪判決を受けていました。演技力の高さに定評があった俳優だけに、《残念過ぎる》《演技はすごくいいのに、こんなことでつまずくのは悲しい》との声もありました」(芸能ライター)

兄・永山瑛太の厳しい言葉

2024年5月、麦茶を片手にラフな装いで運動会に訪れた永山瑛太(右)と、青いトップスの木村カエラ

 2023年6月16日の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)では、兄である永山瑛太への取材の模様を放送。《俺は許さない。それだけですね》《フォローするのどうのとか関係ない》と厳しい言葉を残したのも印象的だった。

「厳しい言葉でしたが、《身内がこのくらい厳しく言ってくれた方がいい》《びしっと言える兄がいてよかったね》と、世間ではおおむね好評のようでした。一方で、所属事務所も《弊社所属の俳優として可能な限り支える》として、契約を継続しています。周囲にはかなり恵まれていたと言えるでしょうね」(前出・芸能ライター)

 逮捕時には、主要キャラである“場地圭介”を演じた映画『東京リベンジャーズ2』の公開も間近に控えていた永山。映画は再撮影・再編集などもなく無事に公開された一方で、出演が決まっていた大河ドラマ『光る君へ』(NHK)は降板が決定。事務所もノーダメージとはいかなかったはずだ。

 永山自身も、独立コメントでは《大きな力を与えていただいた皆様にいつか恩返しができるよう、これからも日々精進して参ります》と語っている。果たしてこの恩義を返していけるか、今後の活躍に注目したい。