やす子

《犯罪なので捕まえてほしい!最悪の事態もありうる。何かあってからじゃ遅い》

《この男性がやす子さんに接したところちょうど見ていました。一瞬だったけどアット思いました。胸触った、と思いました。》

 日本テレビ系『24時間テレビ47』が8月31日に放送された。毎年、恒例となっているチャリティーマラソンは、ピン芸人のやす子が務めた。

紆余曲折の経緯

「やす子さんは、児童養護施設にお世話になっていた時期があったと公表しています。今回のマラソンは“全国の児童養護施設に募金する”という趣旨で開催されることになりました」(芸能プロ関係者)

 やす子は6月末からマラソンの練習を始めるも、テレビで見ない日はないほどの超売れっ子。そのため、なかなかまとまった練習時間がとれない状況だったという。それでも週に1~2回はトレーニングに励み、本番当日に向けて努力を重ねていたそう。

「やす子さんといえば8月上旬、フワちゃんからSNS上で不適切な発言を受け、大騒動に巻き込まれたばかり。その後フワちゃんは、騒動の責任をとる形で芸能活動を休止しました。騒動後に控えていた大仕事がこの『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナー。やす子さんは、自身の生い立ちのこともあり、この仕事にはそうとう気合が入っていました」(前出・芸能プロ関係者)

 しかし、日本列島を直撃した台風10号の影響から、当初参加予定だった市民ランナーは急きょ中止。やす子のマラソンは、安全に配慮しながら実施するということで企画はそのまま続行したのだが……。

「日産スタジアム内のトラックをぐるぐる回るだけ。景色に変化がないでしょうし、プロのランナーでも、精神的につらいと思います」(テレビ局関係者、以下同)

「こんな仕打ちが待ってるなんて」

 9月1日の午前6時半ごろ、雨が弱まったと日本テレビは判断。やす子は両国国技館へ出発した。ネットでは“中止するべきでは”との声が散見された。しかし、やす子に降りかかるのは雨だけではなかった。

「国技館までの道中に、右端から手をのばす男性の姿が見えました。その手はなんと、やす子さんの右胸をタッチ。さらには、にやけた表情を見せたんです。テレビ越しでも分かりました。しかも、左手には哺乳瓶のようなものを持っていたんですよ」

 すぐ傍にいた、サポートランナーが異変に気づき、手を伸ばしてやす子を守ろうとしたが、間に合わなかった。やす子は一瞬、目が泳いだが、その後、何事もなかったかのように走り、完走を果たした。

『24時間テレビ47』でチャリティーマラソンのランナーを務めたピン芸人のやす子

《フワちゃんの件で落ち込んでいただろうけど、番組のために気持ちを切り替えて頑張った挙げ句に、こんな仕打ちが待ってるなんて。スタッフはもっと配慮が必要だったし、触る行為は犯罪だから捕まえてほしい》

 昨年の寄付金着服問題、今回の台風接近と“不審者”への対応含め、日本テレビへの不信感は増すばかり。

「こう立て続けに問題が続くと『24時間テレビ』の存続も危ぶまれると思いますよ」(スポーツ紙記者)

 日本テレビは、X(旧Twitter)上で「#やす子前進」をつけて応援しようと投稿したが、まさに逆風が吹く中でそう簡単に“前進”できるものだろうか。