キャンペーンの告知バナー。どんぶりがメラミン製であると注意書きが記載されている(吉野家公式より)

 9月2日から牛丼チェーン店・吉野家と任天堂のゲームキャラクター『星のカービィ』とのコラボキャンペーン“カービィと吉野家まんぷく大作戦”がスタート。

吉野家で『星のカービィ』のコラボグッズが買える

カービィがデビューしたゲームソフト『星のカービィ』。'92年にゲームボーイで発売された(Switch公式より)

「キャンペーン期間中は、吉野家店頭でカービィフィギュアが付いてくる“カービィ盛”が注文できるほか、吉野家公式通販ショップで冷凍牛丼の具が2袋付きのカービィがプリントされたどんぶりが消費税と送料込みで3999円という価格で購入予約ができます」(経済紙記者)

 カービィはまん丸でピンク色。なんでも吸い込むことができ、飲み込んだ対象の能力をコピーすることができるというキャラクターだ。

「カービィ関連のゲームのシリーズ累計販売本数は'24年時点で国内外合わせて3800万本以上。マリオやゼルダと肩を並べる任天堂の看板キャラクターです。食いしん坊という設定ですから牛丼とのコラボはぴったりでしょう」(ゲーム誌ライター)

 このキャンペーンにSNS 上では、

《カービィ柄の丼ぶりは欲しい》

《注文した! 楽しみ!》

 と、どんぶりを楽しみにするファンの声が多数見受けられた。

「今回の吉野家とカービィのコラボは今年8月8日に始まった第1弾に次いで2回目。前回は抽選で500名に3種のカービィどんぶりが当たるというキャンペーンを行っていましたが、今回は通販ショップで購入すれば確実に手に入ります」(前出・経済紙記者、以下同)

 盛り上がりを見せるキャンペーンだが一部で、

《メラミン製なのが残念》

《陶器じゃなくてメラミン製なのが引っかかる……》

 といった声もちらほら。

メラミン製による注意書き

食いしん坊という設定かを活かしテーマカフェも運営されている(カービィカフェ公式より)

 メラミンは耐久性が高く壊れにくい樹脂。食器等にも広く使われており一定の耐熱性はあるものも、電子レンジに対応していない場合、加熱すると食器自体が焼けたり焦げたりすることがあるそう。

「キャンペーンの告知ページにもどんぶりについて“電子レンジ及び食洗機の使用はしないでください”と記載するなど注意を促しています。しかし今回のキャンペーンは冷凍牛丼の具とセットで販売していますからね。吉野家店内で使われているどんぶりは電子レンジでも使える陶器ですし、勘違いする方もいるかもしれません」

 なぜキャンペーン商品にメラミン製のどんぶりなのか。運営会社の『株式会社吉野家』に問い合わせてみた。

「せっかくご購入いただく貴重などんぶりですから、割れないものの方がふさわしいという考えからメラミン製となりました」

 と、耐久性など総合的に考慮しての選択との答えが返ってきた。

 カービィどんぶりに限らず、食器を使う際は、電子レンジ対応しているかなど確認が大事!