《公式MVでAIの映像使うのグロすぎ》
《MADEINのMV期待してたのに生成AI使われてて萎え》
《AI感丸出しだし手抜きすぎでは?今まで見たMVの中で1番最悪!》
9月3日に韓国の芸能事務所「143エンターテインメント」よりデビューした、韓国人3名、日本人4名からなるガールズグループMADEIN(メイディン)。
同日9月3日には、記念すべきデビューアルバム『上昇』のタイトル曲『UNO』のミュージックビデオがYouTube上で公開された。
MADEINは、前身グループ・LIMELIGHTのミユ(MiU)、スヘ(Suhye)、ガウン(Gaeun)に加え、元・Kep1erのマシロ(MASHIRO)、イェソ(YESEO)。さらに、11人組ガールズグループME:Iを輩出したサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」出身の阿部和(ナゴミ/NAGOMI)、斉藤芹菜(セリナ/SERINA)と、既に知名度の高いメンバーが揃っていたこともあり、デビュー前から注目度が高かった。
そのため、デビュー曲のミュージックビデオにも高い期待が寄せられていたが、その仕上がりについてファンからは批判の声が寄せられているという。
生成AIによるMVに《かわいい顔が台無し》
「MVの一部に生成AIを使用した演出があったことについて、《違和感だし気持ち悪い》《せっかくのデビュー曲なのにチープ感がすごい》と炎上しています」(ネットニュースライター・以下同)
問題のMVを見てみると、背景はもちろん、メンバーの顔すらもAIで表現されているシーンもあり、かなり不自然な仕上がりに。
「デビュー曲だからこそ新しい技術を使い、ゴージャスな仕上がりにしたかったのかもしれませんが、あまりの低クオリティさに《かわいい顔が台無し》《メンバーみんなかわいいんだから変な加工しないで》と、AI技術の使用が完全に裏目に出る結果となりました」
生成AI悪用による若い女性への被害拡大
また、今回の炎上には昨今の社会問題も関係しているという。
「もともと生成AIの使用については、無断学習による著作権侵害やクリエイターの権利保護など問題が山積していました。さらに、最近韓国では、いわゆる“ディープフェイク”と呼ばれる生成AIを悪用した性的な偽画像や動画の作成が相次ぎ、10代の女性を中心に若い女性への被害が拡大。深刻な事態になっています。」
このディープフェイク問題では、一般の女性だけでなく、K-POPの女性アイドルも被害に遭い、法的措置に乗り出した事務所もあるという。
生成AIの悪用が大きな社会問題となっている今、事務所が公式のMVで生成AIを使用したことに対して不信感を抱いたファンも少なくないようだ。
今回の事態を受けて「143エンターテインメント」の設立者で、プロデューサーのDigital Mastaは、自身のInstagramで謝罪し、AI無しのMVを新たに公開することを発表している。
デビュー曲が良からぬ形で話題になってしまったMADEIN。信頼回復に向けた事務所の対応が今後、グループの命運を左右しそうだ。