globeの3人(左から)小室哲哉、KEIKO、マーク・パンサー

 解散や活動休止したグループの復活、再結成が望まれるのは芸能界の常だが、このグループもご多分に漏れず、活動再開の噂が囁かれ始めた。

 グループの名前は『globe』。メンバーは、作詞・作曲・編曲・シンセサイザー・キーボード・ギター・ピアノ・ボーカル・コーラスを担当する、なんでもござれの“天才アーティスト”小室哲哉と、小室に劣らず多才なマーク・パンサー、そしてリードボーカル・作詞を担当するKEIKOの3人。2000年の11月に、小室はKEIKOと結婚している。

小室の“完全復活”

 安室奈美恵華原朋美TRFなど、小室が世に送り出したアーティストたちは“小室ファミリー”と呼ばれていたが、globeももちろんその一員だ。

 同グループがデビューしたのは1995年8月。4枚目のシングル『DEPARTURES』がダブルミリオンを記録し、1stアルバム『globe』は400万枚以上を売り上げた。一時代を築き上げた人気グループだったが、2006年8月に活動を休止。その後、何度か活動を再開しているが、本格的な復活には至っていない。

 ここにきてglobeの活動再開が囁かれだした背景には、小室の“完全復活”が関係しているという。

「現在、同じく小室さんがメンバーを務める音楽ユニット『TM NETWORK』が注目を浴びています。こちらも一度活動を休止しているバンドですが、再始動してからじわじわと人気が出てきています。Netflixの実写版映画『シティハンター』のエンディングテーマを同バンドが担当していますが、映画は大ヒットし、またTikTokの影響で若者にも大バズりしているんです」(音楽誌ライター)

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「金輪際関わってほしくない」

 そのおかげで小室は借金を完済し、身も心も軽くなったという。Tik Tokを見ていても、心なしか生き生きとしているように感じる。

「自身のインスタで近影を公開していましたが、肩まで伸びた鮮やかな金髪をなびかせ、パフォーマンスする姿は昔のままです。SNSでは《カッコいい!》《やっぱり何から何まで天才》などと称賛の声が続出。2018年1月の引退会見の際、理由の一つとして“創作能力の限界を感じて”と話していましたが、枯渇していた才能が再び湧き出したということでしょうか」(同・音楽誌ライター)

 そんな“小室ブーム”再燃の気配もあって、来年結成30周年を迎えるglobeも復活するのではないかと期待が寄せられている様子。確かに再始動を望む声は多いが、「そう簡単には行かないだろう」と話すのはレコード会社の社員。

引退会見を行う小室哲哉('18年)

「復活はKEIKOさん次第だと思います。芸能界では、離婚した夫婦がその後も仲良く……という光景はよく見られますが、小室さんとKEIKOさんの場合は、まだそんな兆しは見えません。KEIKOさん本人は何も語っていませんが、小室さんの不倫疑惑もありましたから、彼女の親族や友人など周囲の人たちの怒りは今でも収まっていないと聞きました。中には、小室さんとは金輪際関わってほしくないと言う人も……

 “恩讐の彼方に”という言葉があるように、今は無理でも10年後、いやもっと先に、水に流せるときが来るのを待つしかないという。

 グループ解散の理由によく“お金のトラブル”があげられ、金銭関係で揉めたグループの再結成は不可能と言われている。男女の確執はそれ以上という話もあるが、果たして――。

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